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貴闘力、2カ月前にカジノ出入り告白「ギャンブルは体が悪くならない」

ギャンブル依存症について語る貴闘力=東京・中央区立月島社会教育会館(撮影・金田祐二)
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 プロレスラーで大相撲の元関脇貴闘力が11日、都内で開催された「依存症への理解を深めるシンポジウム」に出席。ギャンブル依存症アドバイザーとしても活動する貴闘力は、2カ月前に韓国でカジノに出向いたことをあえて告白し、カジノの合法化へ向かう日本への問題意識を提起した。イベントは厚労省による啓発事業活動の一環として行われた。

 貴闘力はパネルディスカッションの壇上で、「正直2年間はギャンブルをやっていなかった」とした上で、近年になり、ロシアに焼き肉店を開く関係でパスポートを再取得したことから、その後に「悪い友だちに韓国へ連れて行かれ、自分は金を持っていかなかったが、カジノで『ちょっとやってみ-な』と100万円を手渡されて(ギャンブルを)やったら1000万円になった。ほんの2カ月前のことです」と自身のギャンブル再発の事実を明かし、「1000万円はすぐにゼロになってしまった。(ソウル市内の)漢江に飛び込もうかとも思った」と話した。

 カジノ出入りの事実は帰国後に、「韓国では2回しか(カジノに)行ってないのに、だれかが20回ぐらい行ったことにした」として、後援者の会社経営者の耳に届き、「お前、コラッ!(ギャンブルには)行くなって言ってるやろ」と厳しくしかられたことを加えた。

 貴闘力は反省を込めて、「酒は肝硬変や肝臓がんで死ぬこともあり、薬物も体を悪くして命を落とすことがある。でも、ギャンブルは体はやられない。お金があり続けたらやってしまう。これからの(カジノ合法化へ向かう)日本のことを考えていきたい」とコメントした。

 貴闘力はディスカッションの最後にあらためて、「ほんとに…ギャンブル忘れてがんばるしかないなと思ってます」とあいさつ。MCを務めた精神科医の松本俊彦氏が、「依存症は再発も含めてが治療経過です」と話すと、貴闘力は頭上を見上げ、神妙な表情でその言葉に聞き入っていた。

 大相撲では2010年に反社会的勢力を胴元とした野球賭博問題が発覚し、当時大嶽親方だった貴闘力や、現役大関だった琴光喜が解雇処分を受けた。

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