学生横綱トゥルボルドは182キロ 初土俵は夏場所以降
「大相撲春場所」(12日初日、エディオンアリーナ大阪)
新弟子検査が4日、大阪警察病院で行われ、受検者56人が体格基準の身長167センチ(中学卒業見込み者は165センチ)以上、体重67キロ以上を満たして通過した。内臓検査の結果を待ち、初日に合格者が発表される。
昨年の全国学生選手権個人を制し、幕下15枚目格付け出し資格を持つバーサンスレン・トゥルボルド(22)=日大、錦戸=は187センチ、182キロと貫禄の体格。「2キロ太った。ベストは170キロ台後半」と苦笑いした。
2月下旬に大阪入りし稽古も開始。「学生とは違う世界。慣れるしかない」と今は基礎練習の日々を送る。興行ビザ取得後、5月の夏場所以降に初土俵を踏む予定。同期生には遅れることにはなるが「焦らないように。自分のペースで体を慣らしていきたい。自分の相撲でお客さんを沸かせられる力士になりたい」と語った。
受検者は昨年より10人多く、稀勢の里の田子ノ浦には5人が入門。19年ぶり日本出身横綱で相撲人気も高まった様子だった。