日本ジャンプ混合団体銅メダル!沙羅「先輩方に助けられた」

 「ノルディックスキー世界選手権・ジャンプ混合団体」(26日、フィンランド)

 男女各2人の4人で争うジャンプ混合団体(ヒルサイズ=HS100メートル)で、高梨沙羅(20)=クラレ、竹内択(29)=北野建設、伊藤有希(22)=土屋ホーム、伊東大貴(31)=雪印メグミルク=の日本が979・7点で3位となり、前回に続いて銅メダルを獲得した。日本はこの種目の初代王者となった2013年大会から3大会連続で表彰台を確保。ドイツが1035・5点で2連覇を果たした。

 不利な追い風の中で2回の飛躍を無難にまとめた高梨は「強い先輩方に支えられて、助けられて取れた銅メダル」と、力を合わせてつかんだ3大会連続の表彰台を喜んだ。

 女子で個人銀メダルの伊藤が気を吐いた。1回目に95メートル、2回目に93・5メートルを飛び、1人で250・4点を稼いだ。「ジャンプが安定してきた。まずまず」とうなずく。高梨も1番手で飛んだ選手の中では2回とも2位の得点をマークした。

 男子も大きなミスはなかったが、伊東と竹内の合計は491・7点。ドイツ、オーストリア、4位のスロベニアは男子の合計がいずれも500点台。「心からすごく喜べるわけじゃない」という伊東の言葉は本音だろう。

 各国の女子の底上げが進み、高梨、伊藤の二枚看板のアドバンテージは小さくなった。今季のW杯男子個人の最高が伊東の5位と苦戦していることを考えれば銅メダルは悪くはない。だが、頂点に返り咲くには奮起が必要だ。

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