カーリング男子、中国に11失点完敗…銀メダルに両角「手応えはあった」

 「冬季アジア大会・カーリング男子、日本4-11中国」(24日、札幌市カーリング場)

 決勝が行われ、男子でSC軽井沢クの日本は中国に4-11と大敗し、銀メダルに終わった。第4、5エンド(E)に3点ずつ失うなど、中盤以降は失点を重ね、第8E終了でギブアップの握手を求めた。日本代表に内定しているSC軽井沢クは、五輪の枠を懸けた世界選手権(4月・カナダ)を戦う。

 相手が一枚も二枚も上手だった。攻めるカーリングが信条のSC軽井沢クだが、気付けば相手のペースにはまり抜け出せなかった。スキップの両角友は「悔しいです。自分たちのカーリングができなかった」と無念の表情を浮かべた。

 痛かったのは第4Eだ。味方の石を押し出してしまうショットミスもあり一挙3失点。続く第5Eは失敗したら3失点の高難度ショットに挑戦も、狙いは無情にも外れた。氷の状態を読み切れずにミスが重なり、「難しいことをやらざるを得なくなった」と両角友は頭を抱えた。

 男子初の金メダルはならなかった。それでもリード両角公が「チャンスも作れた。勝てる手応えはあった」というように、悲観はしていない。

 今季最大の目標は、昨年日本男子史上最高の4位になった世界選手権(4月・カナダ)。五輪出場枠を勝ち取れば、20年ぶりの快挙となる。「切り替えて、五輪へ向かって前進するだけ」とセカンド山口。カーリングの聖地・軽井沢から、世界の舞台へと飛び出す。

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