ジャマイカ第1走者カーター、金剥奪でCASに提訴へ

 ドーピング違反で失格とされたジャマイカ優勝メンバーのネスタ・カーターの弁護士は25日、国際オリンピック委員会(IOC)が発表した処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する意向を示した。ロイター通信が伝えた。

 ジャマイカは第1走者だったカーターが、最新技術を用いた北京五輪のドーピング再検査で、興奮作用のある禁止薬物のメチルヘキサンアミンに陽性反応を示した。

 CASがIOCの処分を支持する裁定を出せば、同五輪から3大会連続で100メートル、200メートルと400メートルリレーの短距離3冠を達成したウサイン・ボルトらも金メダルを剥奪される。ボルトは陸上ではカール・ルイス(米国)らに並んで最多だった9個の金メダルが1つ減ることになる。

 国際陸上競技連盟はカーターの違反が確定すれば出場停止などの処分を科す方針で「他の競技会で採取、保管してある検体も再検査する」との声明を出した。

 同五輪の女子走り幅跳びと三段跳びでともに銀メダルを獲得したロシアのタチアナ・レベデワも、再検査で筋肉増強作用のある禁止薬物のトゥリナボルに陽性反応を示して失格となり、メダルを剥奪された。

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