帝京大8連覇!14点差を大逆転…釜石&神鋼超え!史上最多記録塗り替える

 「ラグビー・全国大学選手権、帝京33-26東海大」(9日、秩父宮ラグビー場)

 帝京大が東海大に33-26で逆転勝ちし、史上最多を更新する8連覇を成し遂げた。過去に日本選手権で新日鉄釜石(現釜石シーウェイブス)、神戸製鋼が達成した7連覇を超えた。21日から始まる日本選手権に出場する。東海大は前回決勝に続いて帝京大に敗れ、初優勝はならなかった。

 “絶対王者”帝京大が耐えて偉業を成し遂げた。1トライ1ゴール差の33-26で迎えた終了間際の自陣ゴール前。トライを許せば、同点につながる可能性もあった場面で東海大の反撃をしのぎきると、8連覇を告げるノーサイドの笛が鳴り響いた。

 14点を先行され、後半23分に勝ち越す苦しい展開。それでも、岩出監督は「学生を信じていたので、最後は笑えると思っていた」と笑顔で振り返った。

 2トライを許すなど東海大の強力なスクラムに圧倒された。「これまでと違って、スクラムに時間をかけていなかった。練習時間を考えると、目指している『ボールを動かすこと』とかに時間を割けない。ウイークポイントになるのを覚悟した。『過酷な練習で強くなる』という錯覚の時代ではない」と、バランス重視によるものと説明した。猛攻に耐えたFW陣。相手の裏を突くキックで2トライを呼び込んだ日本代表SO松田は「後ろから見ていて頼もしかった」と称賛した。

 日本選手権で新日鉄釜石も神戸製鋼も成し遂げられなかった8連覇を、「重い数字と受け止めている」と感慨深げに話した岩出監督。9連覇がかかる来年へ「スクラムを強くします」と宣言した。

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