桐生が帰国 今季最終戦を終え「楽しいシーズンだった」

 陸上のリオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダルメンバーの桐生祥秀(20)=東洋大=が15日、今季最終戦となった国別対抗戦のデカネーション(マルセイユ)を終え、羽田空港に帰国した。

 向かい風1・9メートルの悪条件もあり、タイムは10秒35で、今季中の日本人初の9秒台達成はならなかったが、元世界記録保持者のパウエル(ジャマイカ)に次ぐ2位に入った。「もう少し(差を)詰めたかったけど、ほとんど練習せずに現地に行ったのでこんな感じかなと。ホッとしてる」と、無事にシーズンを終え、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 ここ数年は故障に泣かされてきたが、久々にシーズンを通じて走り抜けた。初の五輪ではリレーメンバーとして歴史的なメダルを獲得。一方で目標としてきた100メートルの9秒台には今季も届かなかった。「良かったのはメダル。駄目だったのは100の方かな。でもけがなく終えられたし、色んなことがあった楽しいシーズンでした」と、総括した桐生。今月中はしっかりと体を休め、来月から来季に向けたトレーニングに入る。

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