稀勢綱取りへ「充実の内容」合宿終了

 大相撲名古屋場所(7月10日初日・愛知県体育館)で綱とりに挑む大関稀勢の里が19日、香川県観音寺市で行われていた田子ノ浦部屋の合宿を終え「非常に内容も充実して、いい稽古ができた」と満足げに振り返った。

 3日間の稽古の最終日となった19日は、幕内高安と14番連続で取って12勝。相手の攻めをこらえてから、押し返す力強さが光った。

 この日は約2千人の見物客が訪れるなど、3代目若乃花以来18年ぶりとなる日本出身横綱誕生の期待をあらためてうかがわせた。「たくさんの人に応援してもらってありがたい。本当に恩返ししたい」と頼もしかった。

 名古屋場所初日まで3週間。「この時期に一回も調子を落とさずに稽古ができているのはプラスだと思う。あとは細かいところをしっかり修正していきたい」と気を引き締めた。

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