稀勢の里、綱とりは冷静かつがむしゃら

 香川で合宿をしている大相撲の大関、稀勢の里(29)=田子ノ浦=が18日、名古屋場所の綱とりに、冷静かつがむしゃらな精神力で挑むと誓った。

 稀勢の里は悲願成就に必要な2つのキーワードを掲げた。「気持ちが高ぶりすぎてもよくないし、高ぶりすぎなくてもよくない。がむしゃらさと冷静さは半々。いいあんばいが一番。そういう精神状態に持っていきたい」

 合宿2日目は高安と11番の三番稽古で調整した。稽古後には前日を500人上回る約2000人の前で地元の小学生に稽古をつける準備をしたが、胸を出したのは高安らだった。呼ばれずじまいの稀勢の里は「用意はしていたけどね。寂しかったですね」と苦笑いだった。

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