香生子スマイル取り戻した!メドレーV

 「競泳・ジャパン・オープン」(22日、東京辰巳国際水泳場)

 リオデジャネイロ五輪代表の渡部香生子(19)=JSS立石=が、4月の日本選手権で代表権を逃した女子200メートル個人メドレーで、2分10秒53で優勝。昨夏世界選手権を制した女子200メートル平泳ぎは金藤理絵(Jaked)に敗れたものの、2分23秒71で2位に入り復調を見せた。男子200メートル平泳ぎでは、専門外の瀬戸大也(JSS毛呂山)が、第一人者の小関也朱篤(ミキハウス)を抑えて2位に入る波乱があった。

 もう香生子スマイルに曇りはない。好記録で大会を締めた渡部は「4月はダメだった分、久々にレースを楽しめた3日間だった」と、終始えくぼをつくりながら振り返った。

 昨夏の世界選手権を制してからは「世界女王」「リオ五輪金メダル候補」の重責に心が折れた。竹村コーチが「練習できずに帰る日もあった」と振り返るほどの大スランプ。4月の日本選手権では200メートル個人メドレーで落選し、既に内定していた本命の200メートル平泳ぎも派遣記録を突破できずに涙した。

 出遅れを取り戻すには荒療治が必要だった。4月下旬から3週間、当初は予定になかったスペイン・グラナダでの高地合宿を敢行。「4月のあんな悔しい思いはもう二度としたくない」という一心で、持久力やフォーム改善の“突貫工事”に地道に取り組んだ。

 山から下りてからは別人だった。スタンドで応援していた母・恵美子さんは「日本選手権と顔が全然違う。自信があるときはちゃんと泳げているとき」。珍しく入場時にスタンドへ手を振る娘から充実ぶりを感じ取った。

 試合後に行われた壮行会では、リオへのテーマを「リベンジ」と明かした渡部。「4年前は納得いく泳ぎができなかった。今回は最後に笑顔で終わりたい」。とびっきりの笑顔を表彰台の上で見せる。

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