僧侶に神職 異色キャリアの五輪代表

 カヌー男子カヤックシングルの代表で僧侶の矢沢一輝
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 リオデジャネイロ五輪に挑む選手の経歴や境遇は、さまざまだ。信念を貫く異色キャリアのアスリートに迫る。

 カヌー男子カヤックシングルで3大会連続出場を決めた27歳の矢沢一輝(善光寺大勧進)は僧侶だ。9位になったロンドン五輪後に競技活動などで悩んだ矢沢は、知人の紹介もあって3年前に出家。長野県の名刹(めいさつ)、善光寺で務めをこなす。女子カヤックシングルの妹の亜季(昭和飛行機工業)とともにうれしい兄妹出場だ。

 矢沢が仏の道なら、射撃の女子スキート代表の石原奈央子(41)は神職。実家のある栃木県の古峯神社で務めながら、近くの射撃場で練習に励んできた。

 このほか、馬場馬術で五輪初出場を目指す黒木茜(37)は、兵庫県で老人ホームを経営している。

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