“競泳界の澤”金藤、萩野も驚く練習量

 リオデジャネイロ五輪競泳日本代表の主将に就任した、女子200メートル平泳ぎ代表の金藤理絵(27)=Jaked=は、自身の金メダルとともに、主将として過去最高のチームを作り上げる。「苦しくなったら私の背中を見て」という名言を残し、なでしこジャパンを世界一に導いた澤さん同様、“背中”でトビウオジャパンを先導する。

 競泳五輪代表で、女子としては初の主将に選出された金藤は、自他共に認める澤さん似。空港でも一般人から間違われるほどで、「光栄。(主将として)顔だけと言われないように」と謙遜する。東海大時代は“鬼のキャプテン”として恐れられるほどのリーダーシップを発揮。ただ、リオ五輪代表には10代も多いだけに「ジェネレーションギャップを埋めて、やりやすい環境にしたい」とお姉さん役を買って出ている。

 しかし、その“背中”は口よりも雄弁だ。代表合宿では1日2万メートルという男子並みの泳ぎ込みと2時間のウエートトレを敢行。15歳の池江璃花子(ルネサンス亀戸)ら若手も「私たちより早く来て、私たちより遅く上がる」と感心しきりで、副将を務めるエース萩野公介(東洋大)は「理絵さんの前では、自分もキツいとは言えない」と舌を巻いている。

 08年北京五輪は北島康介、12年ロンドン五輪は松田丈志が務めた大役。抜てきした平井伯昌監督は「経験があるし、精神的にも安定している」と期待を寄せている。

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