ハンド女子40年ぶり五輪に王手
「ハンドボール・リオデジャネイロ五輪女子アジア予選、日本24-23カザフスタン」(24日、愛知県体育館)
76年モントリオール大会以来、40年ぶりの五輪出場を目指す世界ランク13位の日本は、同35位のカザフスタンに24-23で競り勝ち、3連勝でリオデジャネイロ五輪出場に王手をかけた。一度は現役引退しながら、今大会のために復帰した藤井紫緒(30)=大阪・宣真高教=の活躍で振り切った。25日に、ロンドン五輪ベスト4で世界8位の韓国に勝てば五輪出場権を獲得。引き分け以下なら、来年の世界最終予選(開催地未定)に回る。
負けられない重圧に苦しむチームを救ったのは、帰ってきた左腕エース藤井だった。後半、格下カザフスタンの猛攻で逆転を許した直後に投入されると、鋭いカットインから相手の流れを止める同点ゴール。終了間際に自らのミスで再び同点にされたが、残り30秒で再びカットインから横嶋の決勝点をアシスト。「勝ち切れてよかった」と、胸をなで下ろした。
3月に一度、現役を引退。4月から母校で教員、ハンドボール部の顧問として第2の人生を歩んでいたが、協会や仲間の熱心な誘いで復帰した。現在は「出張中」の身だ。
韓国戦には教え子たちも応援に駆けつける。「緊張するけど、いいところを見せたい」。これが3度目の五輪予選。最高のシチュエーションで夢をかなえる時がきた。
