寺本明日香リオ切符獲る 世界体操へ出発

 体操世界選手権(23日開幕、英グラスゴー)に出場する女子日本代表が12日、羽田空港から出発した。代表決定以降、NHK杯女王の杉原愛子(16)=梅花高=が右膝痛、湯元さくら(18)=中京大=が左足首ねんざと、けが人が続出。補欠を追加せざるを得なくなるなど一時は“野戦病院”と化していたが、何とか態勢も整い、代表選手全員での現地入りとなった。

 団体で8位以内なら16年リオデジャネイロ五輪の出場枠を獲得できる。ロンドン五輪を経験している寺本明日香(19)=中京大=は「チームの雰囲気もまとまってきている。けが人は出たけど、補欠の選手も含めて補えるように合宿でやれた。リオの切符を獲得したい」と、気合十分。世界選手権初出場となる杉原も「状態はよくなっている。ミスなく演技したい」と、笑顔で話した。

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