内村、左肩は「半分」団体金へ跳馬カギ

 体操男子エースの内村航平(26)=コナミスポーツク=が3日、世界選手権(23日開幕、英グラスゴー)に向けて都内で行っている合宿を公開した。左肩痛から先月復帰したばかりだが、「状態は半分まで来た」と手応えを口にした。

 この日の通し練習では、審判を前に本番を想定した演技を確認した。最初の跳馬では大技「リ・シャオペン」に失敗したものの、練習終盤に再び挑戦し、見事に成功。「跳馬で成功しないと金メダルは見えない。最大の敵は跳馬なので乗り切りたい」とキーに挙げた。

 個人総合6連覇が懸かるが、最大の目標は団体総合で37年ぶりとなる金メダル。昨年は0・100差で中国に敗れているだけに、「まだ取ったことがないので、全員で勝ち取ることに価値がある」と、今年に懸ける思いは強い。

 チームでは、左足首のけがで別メニュー調整の加藤凌平(順大)が間に合わない可能性も出てきた。エースは「団体でも6種目やる可能性がある」と準備万端。「6人であきらめず最高の結果を勝ち取りたい」と一丸となって悲願を達成する。

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