サモア戦キーマンは「やっぱりトゥシ」

 ラグビーW杯に参加中の日本代表が27日、宿舎で取材に応じ、10月3日に対戦するB組第3戦のサモア戦を分析した。

 前日は南アフリカ‐サモア戦をポジションごとに4グループに分かれて宿舎でテレビ観戦した。

 「やっぱりトゥシがキーマンですね」

 SO小野は静かな口調で話した。トゥシとはサントリーのチームメートでもあるサモアのSOトゥシ・ピシのことだ。南アフリカ戦では先発を外れたが、後半13分からピッチに入り、得点にはつながらなかったが、ダイナミックなステップで何度も相手ディフェンスを切り裂いた。

 「彼が入ってからサモアのチャンスがたくさん生まれた。やはり危険な選手」と小野は警戒感を強調する。もっとも、サントリーで同じポジションを争うだけに「彼の強みも弱みも分かる。まず時間を与えないこと」と語った。

 小野は南アフリカ戦後、股関節に痛みが出てスコットランド戦を欠場したが、28日から本格復帰予定。「チームも僕もリフレッシュできたし、明日からスタートです」と自信をのぞかせた。

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