サニブラウン帰国 冬は海外修行も

 中国、北京で行われた陸上の世界選手権に出場した日本代表選手団が31日、羽田空港に帰国した。日本史上最年少の16歳で出場し、男子200メートルで準決勝まで進んだサニブラウン・アブデル・ハキーム(16)=城西大城西高=は「これからに繋がるいい大会だった」と、充実した表情で振り返った。

 今季はあとデカネーション(13日・パリ)と日本ジュニア(10月・瑞穂)の2戦。山村貴彦コーチは来年に向け、冬季は海外での合宿を検討していることを明かした。「(世界選手権で)海外の色んなコーチから話をもらった。米国とか豪州とか暖かいところでできたら」とし、陸連などと調整していくという。北京で大きな可能性を示したワンダーボーイは、16年リオ五輪に向けさらに才能を磨いていく。

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