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照ノ富士2敗死守 白鵬と20日直接対決

 豊ノ島をきめ出しで破った照ノ富士(撮影・佐藤厚)
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 「大相撲春場所・12日目」(19日、ボディメーカーコロシアム)

 新関脇照ノ富士は豊ノ島をきめ出しで破り、自身初の10勝目を挙げた。新三役の2桁勝利は05年1月場所の白鵬(当時小結)以来、10年ぶり。大関琴奨菊を寄り切って全勝をキープした横綱白鵬と13日目に直接対決する。白鵬が勝てば2度目の6連覇で、自身の史上最多を更新する34度目の優勝が決まる。また、同一力士の2場所連続13日目の優勝決定となれば、1973年の横綱輪島以来、42年ぶりとなる。

 ふんどしも腹も締め直し、土俵に臨んだ。照ノ富士は立ち合いで右から張ると、豊ノ島の両腕を怪力できめて動きを封じ、一気に土俵外へ。1勝3敗と苦手にしていた相手を完璧に料理。自身初の10勝目に「うれしい」と笑顔をはじけさせた。

 過ちは繰り返さなかった。11日目は直前にトイレに行き忘れ、不調の腹が出番前の土俵下で悲鳴をあげた。「動いたらヤバイ。力が入ったら出ちゃう」とフン張れずに敗れた。

 伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)からは「出せばいいんだよ。俺は出したことがある。出しても勝つ方がいいだろ。根性ねえな」とずっと小言を言われた。「根性の問題じゃないだろ。無理だろ…」。師のように“一線”を越える覚悟はないが、この日は「ちゃんと行った」とトイレで勝ちウンを呼び寄せた。

 運だけではない。「稽古は誰よりやってきた」という自負がある。ノートには毎日、稽古での番数を付け、場所前の5日には90番も取った。そこに「10勝」を誓い、自ら10番足して「100番」と力強く記した。

 “公約”通り新三役では05年初場所の白鵬以来の2桁勝利。その白鵬を2差で追い13日目は直接対決だ。「思い切って当たるだけ。(過去3戦全敗)意識しない」ときっぱり。逸ノ城に続く“モンゴルの新怪物”が逆転Vへ無敵の横綱に挑む。

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