マーメードジャパン“成長”の銀メダル

 「アジア大会・シンクロナイズドスイミング」(22日、仁川)

 チームのフリールーティン(FR)が行われ、日本(乾、三井、中村、箱山、吉田、荒井、中牧、丸茂)は92・0333点で2位となり、2番手だったテクニカルルーティン(TR)との合計181・7047点で3大会続けて2位だった。TR、FRともにトップの中国が185・7221点で3連覇。3位に北朝鮮が入った。

 マーメードジャパンが、魔女をテーマにした荘厳な曲に乗った。2大会連続の銀メダルだったが、井村コーチは「中国の背中は見えてきた」と笑みを浮かべた。4年前の広州大会では中国と5・875点差だったが、今大会は4・0174差と約1・8点も詰めた。

 井村コーチが離れた04年以降、低迷期に入った。逆に井村コーチを迎えた中国は08年北京五輪のチームで銅メダル。日本は上昇のきっかけをつかめず、今年4月に井村コーチに再登板を要請した。そして「まずは泳ぐこと」から始めたという。

 高度な技術の前に基本に立ち返り、100メートルで4~5秒、200メートルで10秒速くなったという。主将の乾は「成長できた部分もあったし、強くなりたいと感じた」と手応えをのぞかせた。

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