エディー日本「W杯8強」で驚かせる

 来年9月18日に開幕する2015年ラグビーW杯イングランド大会まであと1年。1987年の第1回大会から8大会連続出場となる日本代表は、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)の指揮の下で壮大なミッションに挑む。ターゲットは1次リーグを突破してのベスト8入り。19年の日本開催へ向けて、世界を驚かせる戦いを目指す。

 12年4月にエディーHCが就任してから、着実に進化を遂げてきた日本代表。妥協を許さないコーチングで、ここにきての飛躍ぶりには目覚ましいものがある。6月には初めてイタリア代表を破り、昨秋から続くテストマッチの連勝は10まで伸びた。世界ランクも10位にまで上昇。初めてのトップ10入りを果たした。4年に一度の大舞台まであと1年。エディーHCは日本代表の進む道を示した。

 「我々には2つの明確なターゲットがある。一つは準々決勝に進出すること。もう一つは日本らしく戦うということだ」

 過去7大会で日本代表の戦績は1勝21敗2分け。91年にジンバブエに52‐8で勝ったのが唯一の白星だ。「日本はW杯で20年以上勝っていない。同じ歴史は繰り返したくない」と、負の連鎖を断ち切る構えだ。

 世界に通用するポゼッションラグビーを目指して来年4月からフィジカル強化に取り組み、7月ごろからチーム戦術の仕上げを施す。「来年は一番ハードな年になる」と指揮官。ハードワークで、ジャパンの歴史に新たな1ページを刻む。

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