クルム伊達、全仏の最年長勝利ならず

 「全仏オープンテニス」(27日、パリ)

 女子シングルス1回戦で世界ランク82位のクルム伊達公子(43)=エステティックTBC=は第24シードのアナスタシア・パブリュチェンコワ(ロシア)に敗れ、4年連続の初戦敗退。68年のオープン化以降の全仏最年長勝利記録を塗り替えることはできなかった。第2日の女子シングルス1回戦では同ランク44位の奈良くるみ(22)=安藤証券=が同111位のアンナ・タチシビリ(米国)をストレートで下し、全仏初勝利を挙げた。

 苦手と公言する赤土で苦境を打開できなかった。37歳で現役復帰後、数々の最年長記録を打ち立てた伊達は不屈の精神力と円熟味あふれるプレーを随所に見せたが「最後まで追い詰められなかったのが残念」と苦笑いを浮かべた。4年連続で初戦の壁に阻まれ、全仏最年長勝利記録を塗り替えられなかった。

 第1セットは22歳のパブリュチェンコワに力強いサーブとフォアで押し切られた。第2セットは切り返しやネットプレーなどの多彩な引き出しで揺さぶって6ゲームを連取したが、最終セットで振り切られた。

 40代の選手にはパワーと体力が必要な赤土の戦いは厳しい。オープン化以降に伊達やナブラチロワ(米国)ら4人が挑戦したが、誰も勝利を手にできていない。「20代との勝負は体力的にやはり難しい」と現実を認めた。

 「回復力」をテーマに栄養面や体と常に向き合い、復帰して7季目。元世界ランキング4位のベテランは「最も華麗で最も過酷」と言われる舞台で再び厳しさを味わった。

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