中部電力4連覇 市川結婚&来季引退も

 「カーリング日本選手権・最終日」(9日、軽井沢アイスパーク)

 女子決勝で中部電力がソチ五輪5位の北海道銀行に6‐3で勝ち、4連覇した。チームを引っ張るサードの市川美余(24)は来季、活動を続けるかは未定で、現在のメンバーでは最後の試合になる可能性も出てきた。男子決勝はSC軽井沢クがチーム東京を9‐3で下し、2季連続5度目の優勝を果たした。

 雪辱を果たした。第10ゲーム、スキップ藤沢のショットが相手ストーンをはじきだし、中部電力の勝利が決定。主将の市川は満面の笑みで手を上げ、歩み寄ってきた北海道銀行の小笠原と固い握手を交わした。

 昨年9月に五輪代表決定戦で敗れた相手に、リベンジ。「ここで勝てるなら、トライアル(代表決定戦)で勝ちたかった」と、自虐的に振り返ったが、涙はなく、心からの笑みだった。

 日本選手権3連覇と絶対的な強さで五輪戦線をけん引してきたが、一発勝負の決定戦でソチ行きを逃した。五輪で5位に入った北海道銀行の戦いはテレビで観戦。「五輪をみながらカーリングへの気持ちが変わった。あの負けがなかったら、ここまで成長できなかった」と、屈辱をバネにはい上がった。

 現メンバーではこれが最後の試合となる可能性がある。関係者によれば、創部から4年間けん引していきた市川は、交際中の一般男性との結婚を考えており、来季以降の進退は未定。「まだ何も決まってない。今後については考えている途中。今はこの喜びをみんなと分かち合いたい」と話すにとどめた。また、決勝はリザーブだった佐藤も競技続行は流動的。4連覇の偉業を成し遂げた女王が、大きな分岐点を迎える。

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