桐蔭学園、単独Vへ100%出し切る

 「全国高校ラグビー・決勝、東海大仰星‐桐蔭学園」(7日、花園)

 7大会ぶり3度目の優勝を目指す東海大仰星(大阪第1)と、3大会ぶり2度目の頂点を狙う桐蔭学園(神奈川)の決勝は7日午後2時、花園ラグビー場で行われる。両校は6日、大阪府内と神戸市内でそれぞれ最終調整。桐蔭学園は前回、東福岡と優勝を分け合っただけに、単独Vへ気持ちを高めた。

 桐蔭学園の練習の締めくくりは選手全員でのランパスだった。決勝まで行った時にやると決めていた練習で、選手がグラウンドの端から端まで横一列に並んでパスを回し、全国制覇への思いを一つにした。

 3大会前の90回大会は決勝で東福岡と引き分けての両校優勝だった。SO横山陽介主将(3年)は「僕らの代は単独優勝したい」と意気込みを示した。

 東海大仰星とは昨年、2度対戦。横山は「1勝1敗なので、あした決着をつけたい。悔いのない試合をするだけ。悔いが残らなければ結果はついてくる」と力を込めた。

 準決勝の大阪桐蔭戦はFW、バックス一体となった攻撃で圧勝。藤原秀之監督(45)は「文句のつけようがないゲームだった。ただ、100%の試合じゃない。あすは100%フルに出し切った試合をしてほしい」と、選手にさらなる奮起を促した。

 東海大仰星の印象については「うまい、速い、そして強さも加わって三拍子そろったチーム」と警戒。東海大仰星の土井崇司総監督(54)とは10年以上、親交があり、両校で合同合宿も行ってきた。「いつか決勝で戦いたいと思っていたが、やっと願いがかなった」。恩返しの勝利を目指す。

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