仰星FB野口「特別な」東福岡に雪辱や
「全国高校ラグビー・準決勝、東海大仰星-東福岡」(5日、花園)
全国高校ラグビーの準決勝で東福岡と対戦する東海大仰星は4日、大阪府枚方市の同校グラウンドで全体練習を行い、FB野口竜司(3年)が2年前の雪辱を誓った。
1年生だった2年前の決勝で対戦して完敗。当時、東福岡のエースで今や日本代表のFB藤田慶和(早大2年)に歯が立たなかったことが野口の成長の糧となってきた。
「勝負した中で2対1でも抜かれてパスでもやられた。アタックセンスもランもあった。藤田さん相手に経験したこと、すべてが勉強になった」
それからは遠い藤田の背中を追った。休日も返上しウエート練習を行い、体重は2年間で10キロ増の80キロ。スピード増を求め、快足自慢の同級生と何本もダッシュを繰り返した。
U‐17、高校ジャパン、U‐19代表と着実にキャリアも積んだ。湯浅監督は「野口の判断力」を勝敗のキーに挙げる。「特別な相手だし勝ちたい」と野口。7年ぶりの日本一へ、宿敵の壁を突破する。





