全柔連・上村会長に辞任勧告 内閣府から

 内閣府の公益認定等委員会は23日、不祥事が続く全日本柔道連盟(全柔連)の上村春樹会長を呼び8月末までに責任の所在を明らかにし、適切な措置を講じて体制を再構築するよう求める安倍晋三首相名の勧告書を手渡した。事実上の辞任勧告となる。

 上村会長は、稲田朋美行政改革担当相から全柔連の自浄能力の欠如を指摘され「心からおわび申し上げます」と謝罪したが、8月末での辞任については、「10月の理事会が大きなヤマになる。今はいろんなことが動いている最中だ」と語り、会長にとどまり「組織改革」を優先させる考えを示した。全柔連は30日に臨時評議員会を開き、上村会長や多数の理事への解任動議を審議する。

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