楽天証券の口座開設の始め方をわかりやすく解説!取引の流れやお得な利用法も紹介

知名度の高い楽天証券で株式投資を始めたいけれど、何から始めてよいかわからない人もいるでしょう。

株式投資を始めるなら、証券口座を開設しなければいけません。

楽天証券の口座開設は、5ステップで完了します。

今回は楽天証券の口座開設の始め方を手順に沿ってわかりやすく解説した上で、取引までの流れやお得な利用法も紹介するので、口座を開設する際の参考にしてください。

目次

楽天証券の口座開設の始め方は?5ステップで完了

楽天証券の口座開設は、以下の5ステップで完了します。

  1. 公式サイト「口座開設」ボタンから申し込みを始める
  2. 本人確認の方法を選んで必要書類を提出する
  3. 本人情報を入力する
  4. 審査が完了したらログインIDを受け取る
  5. 初期設定とマイナンバーの提出をする

それぞれについて詳細を確認しましょう。
参考:口座開設の手順│楽天証券

公式サイト「口座開設」ボタンから申し込みを始める

楽天証券で口座を開設する際は、公式サイト「口座開設」のボタンから申し込みを始めましょう。

口座開設ボタンを押すと、以下の画面が表示されます。

楽天証券の口座申し込みのステップ
参考:総合口座の申込み│楽天証券

楽天会員の人はログインページが表示されるので、ログインした上で手続きを続けましょう。

楽天会員以外の人はメールアドレスの登録が必要です。

メールアドレスの登録後、届いた確認メールにURLが記載されているので、URLから申し込みを続けましょう。

本人確認の方法を選んで必要書類を提出する

申し込みが終わったら、本人確認の方法を選んで必要書類を提出します。

本人確認の方法は、以下の2種類です。

本人確認の方法 スマホで本人確認 書類アップロードで本人確認
取引までの最短時間 翌営業日 5営業日
提出できる必要書類 ・運転免許証
・個人番号カード
・住民票の写し
・印鑑登録証明書
・各種健康保険証
・パスポート(2022年2月3日以前に申請したもの)
・在留カード
・特別永住者証明書
・住民台帳基本カード
※顔写真があるもの1点、ないものは2点提出
必要書類の提出方法 スマホ パソコン
※運転免許証または個人番号カード以外をスマホから提出する場合も含む
郵送 なし
※ログインIDはメールで送付
ログインIDと初期パスワードを郵送

パソコンから申し込んだ人も、スマホから本人確認書類を提出できます。

「スマホで本人確認」なら郵送なしで最短翌営業日から取引可能

スマホで本人確認の方法を選べば、郵送なしで最短翌営業日から取引可能です。

本人確認に必要な作業は、本人確認書類と顔写真の撮影のみです。

スマホで本人確認では、金融機関で顧客の本人確認を電子的に行う仕組みである「eKYC」を活用。

本人確認書類と撮影された申込者の顔写真をWeb上で照合する方法で、本人確認を行っています。

郵送物を申込者の住所に送付する方法で実施されていた本人確認が電子的に実施できるようになり、取引までの時間が短縮されました。

利用できる本人確認は運転免許証または個人番号カードです。

日数はかかるが「書類アップロードで本人確認」もできる

運転免許証も個人番号カードも持っていない人や、パソコンから手続きしたい人は、「書類アップロードで本人確認」の方法も使えます。

アップロードの手順を確認しましょう。

  1. デジカメ、スマホ、スキャナーなどで本人確認書類の画像を作成して保存
  2. パソコンから提出する場合は保存した画像をパソコンへ移動
  3. 「本人確認書類のアップロード」ボタンから画像をアップロード

本人確認書類のアップロードが終わったら、本人情報の入力へ進みましょう。

「書類アップロードで本人確認」の場合は、約5営業日後に取引できるようになります。

本人情報の入力では本人確認の方法によってパスワードの登録が必要になるケースも

本人確認が終わったら、以下のような本人情報を入力しましょう。

  • 氏名
  • 性別
  • 生年月日
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス

楽天会員の人はすでに情報が登録されているため、基本的な情報の入力は不要です。

「スマホで本人確認」を選択すると、ログインパスワードの登録が求められます。

パスワードを忘れるとログインできないため、忘れないように保管しなければいけません。

「書類アップロードで本人確認」を選択すると、パスワードの設定は不要です。

楽天証券での審査が完了したらログインIDを受け取る

必要な手続きをしたら楽天証券で審査が始まるので、結果が出るまで待ちましょう。

早ければ翌営業日には結果が出ますが、状況によって3営業日以上時間がかかる可能性もあります。

審査結果が出たらログイン用のIDが発行される流れです。

「スマホで本人確認」を選択した人にはメールでログイン用のIDが届くので、メールを確認しましょう。

ログイン用のIDは、本人情報の入力の際に登録したパスワードと合わせて使用します。

「書類アップロードで本人確認」を選択した人には、ログインIDと初期パスワードが郵送されるルールです。

郵送までには最短で5営業日かかります。

ログインIDの変更はできないので、なくさないよう注意が必要です。

楽天証券で取引ができるよう初期設定とマイナンバーの提出をする

申し込みが終わったら、楽天証券で取引できるように初期設定とマイナンバーの提出をしましょう。

初期設定をするには、ログインIDとパスワードが必要です。

楽天証券のトップページにログインボタンがあるので、ログインして以下の流れで初期設定をします。

  1. ログインIDとパスワードでログイン
  2. パスワードの変更※郵送でパスワードを受け取った人は必須
  3. 取引用の暗証番号を登録
  4. アンケート回答
  5. 勤務先登録
  6. 国籍登録

アンケートの内容は口座開設の同期や投資経験についてなどです。

勤務先登録には、内部者取引(インサイダー取引)を防ぐ目的もあります。

内部者取引とは上場企業の役員や大株主などの関係者が、投資判断に大きな影響のある情報を知った上で、情報が公表される前に株式の売買を行うものです。

内部者取引は法律で禁止されています。

内部者取引は、金融商品市場の公平性、公正性を損ない、信頼を失わせる取引として、金融商品取引法で規制されています。(引用元:初期設定 STEP5 勤務先登録(インサイダー登録)│楽天証券

すべての登録が終わったら、マイナンバーを登録します。

株式投資をする人は、必ずマイナンバーを提出しなければいけません。

 2016年1月1日より、新たに証券会社とお取引されるお客様は、口座開設時にマイナンバー(個人番号)を証券会社に提供していただく必要があります。(引用元:マイナンバーについて│日本証券業協会

楽天証券のみではなく、どの証券会社でも口座を開設するとマイナンバーの提出が求められます。

楽天証券での口座開設から取引までの流れは3ステップ

楽天証券での口座開設から取引までの流れは、3ステップで完了します。

  1. 専用ページにログインする
  2. 3種類から希望の方法を選んで投資資金を入金する
  3. 購入したい株式を選んで購入する

それぞれについて詳細を紹介します。

楽天証券の公式サイトまたはアプリから専用ページにログインする

取引を始めるには、楽天証券の公式サイトまたはアプリから専用ページにログインしましょう。

初回ログインをして初期設定を済ませていれば、利用者専用のホームページ画面が表示されます。

楽天証券の取引ガイド
参考:お取引ガイド│楽天証券

上記の画面はイメージで現状と異なる場合もあります。

ホーム画面から必要な手続きを選択すれば、取引ができます。

取引をするにはお金が必要なので、「マイメニュー」から入金の手続きを始めましょう。

3種類から希望の方法を選んで投資資金を入金する

楽天証券の入金方法には、以下の3種類があります。

入金方法 リアルタイム入金 らくらく入金 通常振込入金
向いている人 対応している金融機関でインターネットバンキングを契約している人 楽天銀行に口座を持っている人 通常の銀行振込を利用したい人
概要 インターネットバンキングを利用して入金する 楽天銀行からワンクリックで入金する 金融機関の窓口やATMから入金する
申し込みの必要性 不要 必要 不要
手数料 無料 無料 所定の手数料
入金が反映されるタイミング
※システムメンテナンスなどは除く
即時 即時 営業日9:00~15:00の間
対応している金融機関 ・楽天銀行
・三井住友銀行
・三菱UFJ銀行
・みずほ銀行
・りそな銀行
・埼玉りそな銀行
・関西未来銀行
・広島銀行
・イオン銀行
・PayPay銀行
・セブン銀行
・住信SBIネット銀行
・ゆうちょ銀行
楽天銀行 ほぼすべての金融機関

対応している金融機関でインターネットバンキングを契約している人には、手数料無料で即時入金が反映される「リアルタイム入金」が便利。

楽天銀行に口座を持っている人は、楽天銀行の口座と連携させる「マネーブリッジ」の手続きをした上で「らくらく入金」を利用しましょう。

ワンクリックで原則24時間、即時入金できます。

「通用振込入金」なら、利用している金融機関を問わず楽天証券への入金が可能です。

楽天銀行に口座を開設していない人でも楽天証券が利用できますが、リアルタイム入金やらくらく入金なら即時入金が反映され、すぐに取引が始められます。

ランキングやレポートなどを参考に購入したい株式を選んで購入する

資金が準備できたら、以下のような情報を参考に購入したい株式を決めましょう。

  • ランキング
  • レポート
  • 株主優待
  • セミナー

ランキングを見ると、「デビュー人気銘柄」や「取引目的ランキング」など様々な項目から注目の株式が見つけられます。

楽天証券では「トウシル」という投資情報メディアや国内株式特集などのレポートも豊富に提供しているので、ぜひ利用しましょう。

株主優待を参考に選んだり、参加費無料のセミナーや勉強会に参加して情報を得た上で選んだりする方法もあります。

パソコンの取引ツール「マーケットスピード」またはスマホアプリ「iSPEED」で、株の購入が可能です。

以下のいずれかの方法で銘柄を検索して、希望の株を見つけましょう。

  • 銘柄や銘柄コードを入力して検索する
  • 「スーパースクリーナー」で検索する

「スーパースクリーナー」とは、条件を指定して希望に合う銘柄を探す「スクリーニング機能」を備えたツールです。

購入する銘柄が見つかったら、以下の流れで注文できます。

  1. 銘柄を指定する
  2. 数量や価格を入力する
  3. 注文内容を確認して発注する

確定申告の手間を省くために知っておきたい口座の種類

株式投資を始めると確定申告が必要ですが、口座の種類を選べば自分で申告しなくても済みます。

株式投資では、配当金と売却時に得た利益に税金がかかります。

配当金を受け取ったときも、株式を売却して利益を上げたときも、20.315%の税金を払わなければいけません。

通常であれば自分で確定申告をしなければいけませんが、特定口座を開設すれば確定申告が避けられるケースもあります。

楽天証券では特定口座と一般口座の2種類の口座が開設できるので、両者の違いを確認しましょう。

楽天証券では口座開設時に希望の口座を選択します。

特定口座では源泉徴収ありとなしが選べる

特定口座とは、投資家の納税に関する負担を軽減するために設けられた制度で、源泉徴収ありとなしが選べます。

源泉徴収ありを選べば事前に税金が引かれるため、確定申告は不要です。

扶養に入っている人が源泉徴収ありの特定口座を選ぶと課税対象の所得にならず、いくら稼いでも扶養から外れる心配がありません。

源泉徴収なしを選んだ場合は、「特定口座年間取引報告書」を元に投資家が自分で確定申告をする必要があります。

扶養に入っている人が自分で確定申告をすると、稼いだ金額によっては扶養から外れるため注意しなければいけません。

特定口座の源泉徴収なしを選んだ方がよいのは、扶養に入っておらず給与所得以外の所得が20万円以下の人です。

給与収入が2,000万円以下、給与以外の所得が20万円以下の会社員は、税金がかかりません。

源泉ありにすると給与以外の所得が20万円以下でも税金が引かれ、還付もできないため、不要な税金を納める扱いになります。

稼ぐ金額が少ない会社員は、特定口座の源泉なしを選んだ方がよいでしょう。

ただし住民税の申告は必要です。

特定口座と一般口座の違いは収支計算の必要性

特定口座と一般口座の違いは、収支計算が必要かどうかです。

特定口座を利用していると、証券会社が年間の損益を計算して「特定口座年間取引報告書」を利用者と所轄の税務署に提出してくれます。

投資家自身が収支計算をする必要はありません。

一般口座では利子や配当も含めた収益計算や納税手続きを、すべて投資家自身で行う必要があります。

上場株式や投資信託に投資をしている人は特定口座の方が便利ですが、非上場の未公開株を購入したい場合は一般口座が必要です。

NISAやiDeCoを始めるなら専用口座の開設が必要

楽天証券でNISAやiDeCoを始めるなら、専用口座の開設が必要です。

NISAやiDeCoに関する基礎知識と、口座の開設方法を確認しましょう。

楽天証券でNISAやつみたてNISAの口座を開設する流れ

楽天証券で口座を開設していない人がNISAやつみたてNISAの口座を開設する場合、総合口座の開設と同時にNISA口座を申し込みましょう。

口座を開設する流れは、総合口座の開設の際と同じです。

楽天証券に総合取引口座を開設している人は、楽天証券にログインしてNISA口座の申し込み手続きをするだけで取引できます。

マイナンバーを登録していない人は、本人確認書類の提出が必要です。

NISA口座を開設する際には、楽天証券とは別に税務署による審査も実施されます。

すでにNISA口座を他社に持っているなどの理由で審査に通過しなかった場合は、一般口座として口座が開設される仕組みです。

NISAとは国民の資産形成を応援する目的で設けられている、国の税制優遇制度です。

NISA口座で投資すると、決められた上限以内の投資であれば年20.315%の税金がかかりません。

NISAには一般NISAとつみたてNISAがあり、以下のように違います。

種類 一般NISA つみたてNISA
向いている人 ・一度にまとめて投資したい人
・株主優待を受けたい人
・株式投資をしたい人
・将来に向けてコツコツ投資したい人
・選択肢が広すぎない方がいい人
・投資信託をしたい人
投資方法 ・スポット購入(好きなタイミングで好きな金額の投資をする)
・積立購入
積立購入
非課税の期間 最長5年 最長20年
1年間に投資できる金額の上限 120万円 40万円
投資対象の商品 ・国内株式
・外国株式
・投資信託
国が定めた基準を満たしている投資信託
口座が開設できる期間 2023年まで 2042年まで

未成年はジュニアNISAが利用できます。

楽天証券でiDecoの口座を開設する流れ

楽天証券でiDecoの口座を開設する流れは、職業によって異なります。

会社員や公務員など第2号被保険者や任意加入被保険者は、以下の流れで口座を開設しましょう。

  1. 楽天証券のWebサイトで申込者情報を入力する
  2. 楽天証券から郵送で申込書が届くので受け取る
  3. 申込書に必要事項を記入する
  4. 記入した申込書を楽天証券に返送する
  5. 口座開設審査が行われる
  6. 1ヶ月から2ヶ月で審査結果が出る
  7. 審査に通れば口座開設完了通知が届く

申込方法は書面です。

自営業者や学生など、第1号・第3号被保険者は、以下の流れで手続きしましょう。

  1. 楽天証券のWebサイトで申込者情報を入力する
  2. 楽天証券からメールが届くので受け取る
  3. URLから必要事項を記入する
  4. 楽天証券に口座を持っていない場合は本人確認書類をアップロードする
  5. 口座開設審査が行われる
  6. 1ヶ月から2ヶ月で審査結果が出る
  7. 審査に通れば口座開設完了通知が届く

申込方法はWebです。

iDeCoとは個人型確定拠出年金を表す言葉で、掛金を運用しながら積み立て、原則60歳以降に受け取る仕組みを言います。

積み立てる金額や運用する金融商品を自分で選べるのが特徴。

楽天証券では投資信託と定期預金が提供されています。

iDeCoを利用すると、以下の3つのタイミングで節税が可能です。

  • 積み立て時の掛け金が全額所得控除される
  • 運用時の分配金などが非課税になる
  • 一定額まで非課税で受け取れる

原則60歳まで引き出せない点と、加入時期によっては60歳から受給できない場合がある点に注意しましょう。

楽天証券をお得に利用できる4つの方法

楽天証券をお得に利用できる方法は、以下の4つです。

  • ポイントプログラムを活かしてお得に投資する
  • マネーブリッジで楽天銀行普通預金の金利が優遇される
  • 楽天カードで投信積立をするとポイント還元率が高まる
  • 楽天キャッシュで投信積立をするとポイント還元率が高まる

ポイントプログラムを活かしてお得に投資する

楽天証券では、楽天グループのポイントプログラムを活かしてお得に投資できます。

普段から楽天ポイントを貯めている人は、以下の商品へのポイント投資が可能です。

  • 投資信託
  • 国内株式
  • 米国株式
  • バイナリーオプション

全額ポイントでの投資も一部ポイントでの投資も可能で、投資に興味はあっても現金を使うのが不安な人にぴったりの投資法です。

投資信託と米国株式はSPUのアップ対象。

楽天市場での買い物が最大ポイント+1倍になる特典もあります。

SPUとはスーパーポイントアッププログラムの略で、楽天グループのサービスを利用するほど獲得ポイントがアップする仕組みです。

「ご家族・お友達紹介プログラム」では、以下の手続きで紹介者と紹介された人両方にポイントがプレゼントされます。

  • 紹介された人が5ヶ月以内に口座開設して1,000円以上入金すると200ポイント
  • 紹介された人が5ヶ月以内にiDeCoに加入し総合口座を開設すると200ポイント

株式取引では、手数料の1%をポイントバック。

家族プログラムに登録した人や大口の取引をした人は、2%ポイントがバックされます。

受けとるポイントは楽天ポイントまたは楽天証券ポイントのどちらかに設定でき、楽天証券ポイントから楽天ポイントへの交換も可能です。

楽天証券ポイントはJMBマイルへの交換にも対応しています。

マネーブリッジで楽天銀行普通預金の金利が優遇される

楽天銀行の口座と楽天証券を連携させる「マネーブリッジ」に登録すると、楽天銀行普通預金口座の金利が優遇されます。

優遇の内容は以下の通りです。

  • 残高300万円以下分は年0.10%(税引後年0.079%)
  • 残高300万円を超えた分は年0.04%(税引後年0.031%)

通常の普通預金の金利は年0.02%。

楽天カードのカード利用金額の引き落としがある人でも、年0.4%です。

マネーブリッジを利用するには、事前に申し込みをしましょう。

マネーブリッジを利用すると、預かり金に不足が発生した場合に楽天銀行口座から楽天証券口座へ資金を自動的に振り替える、投資あんしんサービスも利用できます。

楽天証券のマネーブリッジサービスの解説
参考:銀行連携│楽天証券

自動出入金(スイープ)を設定すれば、対象商品の買い注文時に自動的に楽天銀行から入金されるためスムーズな取引も可能です。

ハッピープログラムへのエントリーで、楽天証券の取引でもポイントやハッピープログラム会員ステージを上げるための取引件数の獲得もできます。

楽天銀行に口座がある人は、ぜひマネーブリッジの利用を検討しましょう。

楽天カードで投信積立をするとポイント還元率が高まる

楽天カードで投信積立(投資信託の積み立て)をすると、以下のようにポイント還元が受けられます。

ファンド 還元率
手数料が年率0.4%以上のファンド 決済額の1%
手数料が年率0.4%未満のファンド 決済額の0.2%

クレジットカード払いを選択すれば、ポイント還元が受けられる分口座払いよりもお得に。

利用できるのは楽天カードのみで、家族カードは贈与とみなされ税金がかかるため利用できません。

クレジットカードで支払えるのは毎月100円~5万円までで、つみたてNISAの場合は上限が33,333円までです。

楽天キャッシュで投信積立をするとポイント還元率が高まる

楽天キャッシュで投信積み立てをする方法でも、ポイント還元が受けられます。

楽天キャッシュとは楽天経済圏で利用できるオンライン電子マネーで、楽天ペイアプリを利用すれば実店舗でも利用可能です。

楽天キャッシュで投信積み立てをすると、ポイント還元率は一律0.5%。

2022年12月末までの期間限定で、投信積立に利用した楽天キャッシュの利用額に対して、0.5%の楽天ポイントが付与されるキャンペーンが実施されています。

楽天キャッシュを解説する画像
参考:期間限定キャンペーン!あわせて最大1%ポイント還元│楽天証券

キャンペーン期間なら、よりお得に投信積立ができます。

楽天カードと楽天キャッシュの違いを詳しく解説

楽天カードと楽天キャッシュのポイント還元に関する違いは、以下の通りです。

支払方法 楽天カード 楽天キャッシュ
ポイント還元率 ファンドによって1.0%または0.2% 一律0.5%
1ヶ月の上限額 5万円 5万円
積立指定日 毎月1日、8日
※選択不可
毎月1日~28日
※選択可能

購入する投資信託によって、どちらで支払うとお得になるかが違います。

投資するファンドの手数料が年0.4%以上の場合は楽天カード、年0.4%未満なら楽天キャッシュを選びましょう。

楽天証券で投資を始める4つのメリット

楽天証券で投資を始めるメリットは、以下の4つです。

  • 取扱商品が多く希望の投資法を選べる
  • 手数料がリーズナブルで初心者でも投資しやすい
  • 投資に必要な情報が豊富に得られる
  • 便利な取引ツールが無料で使える

それぞれの内容について詳細を紹介します。

取扱商品が多く希望の投資法を選べる

楽天証券では以下のように豊富な商品が取り扱われていて、希望の投資法を選べます。

商品 投資対象
国内株式・外国株式 国内や外国の株式
海外FTE 海外の取引所に上場している投資信託
投資信託・積立 投資家から集めたお金を専門家が運用する金融商品
IPO 新規公開株式
ロボアドバイザー ロボアドバイザーに運用を任せる金融商品
NISA、つみたてNISA ・少額投資非課税制度
・株式や投資信託が対象
iDeCo ・個人型確定拠出年金
・定期預金や投資信託が対象
FX 外国為替証拠金取引
CFD 株価指数や商品先物
金・プラチナ 金やプラチナ
ポイント投資 ・ポイントを活用した投資
・投資信託、国内株式、外国株式、バイナリーオプション

豊富な商品があるので、株式取引に慣れたら別の取引に挑戦する方法もあります。

投資信託やロボアドバイザーなど、自分で投資するのに自信がない人は専門家の力を借りてもよいでしょう。

手数料がリーズナブルで初心者でも投資しやすい

楽天証券の手数料はリーズナブルで、初心者でも投資しやすい設定です。

他の証券会社と手数料を比較しましょう。

証券会社 手数料(取引ごと) 手数料(定額)
楽天証券 5万円まで:55円
10万円まで:99円
20万円まで:115円
50万円まで:275円
100万円まで:535円
100万円まで:無料
200万円まで:2,200円
300万円まで:3,300円
SBI証券 5万円まで:55円
10万円まで:99円
20万円まで:115円
50万円まで:275円
100万円まで:535円
100万円まで:無料
200万円まで:1,238円
300万円まで:1,691円
マネックス証券 5万円まで:55円
10万円まで:99円
20万円まで:115円
50万円まで:275円
100万円まで:535円
100万円まで:550円
200万円まで:2,750円
300万円まで:2,750円
LINE証券 5万円まで:55円
10万円まで:99円
20万円まで:115円
50万円まで:275円
100万円まで:535円
SMBC日興証券 10万円まで:137円
20万円まで:198円
30万円まで:275円
50万円まで:440円
100万円まで:880円

楽天証券には1日定額プランがあるため、1日に少額の取引を何度も行う投資スタイルの人に特にお得です。

さらに2023年10月1日からは国内株式取引手数料が0円のゼロコースが誕生しました。

ゼロコースの選択をすれば誰でも手数料無料で国内株式の取引ができます。

投資に必要な情報が豊富に得られる

楽天証券では、以下のように投資に必要な情報が豊富に得られます。

マーケット情報 ・指数、金利、為替
・株主優待検索
・ニュースヘッドラインなど
ランキング ・売買代金上位
・出来高上位銘柄
・値上がり、値下がりなど
決算・経済カレンダー ・国内株式決算カレンダー
・海外株式決算カレンダー
・経済指標過去データなど
ニュース ・国内株式
・金利、為替
・米国市場、アジア市場、欧州市場
・債券など
セミナーや動画 ・セミナー
・動画
投資商品 ・はじめての株式
・はじめての投資信託
・はじめての投信積立
・はじめてのNISAなど
トウシル ・投資と経済の最新ニュース
・やさしい投資超入門
・株主優待で銘柄探し
・ポイントでお試し投資など

はじめて株式投資をする人には、投資商品に関する情報や「トウシル」が便利。

動画やセミナーも充実しているので、わかりやすいでしょう。

いずれの情報も楽天証券の公式サイトでチェックできます。

便利な取引ツールが無料で使える

楽天証券では便利な取引ツールが無料で使えます。

パソコン向けのツールは以下の通りです。

マーケットスピードⅡ
※Windows対応
・1画面で投資に必要な情報をすべて見られる「個別銘柄」を新搭載
・多彩なバリエーションの注文方式に対応
・事前に登録した条件に合致すると自動で注文が発注される機能搭載
・操作性の高いチャート
・マーケットスピード
・マーケットスピード for Mac
・リアルタイムかつ豊富な情報を提供
・初心者からアクティブトレーダーまで対応
・20種類以上の分析チャート
・豊富なランキング情報
・ドラッグ&ドロップですぐに注文
マーケットスピードⅡ RSS ・マーケットスピードⅡをダウンロードすると自動的に追加
・「Excel」にアドインして利用できるトレーディングツール
・便利な自動売買機能
マーケットスピードFX ・FX専用のトレーディングツール
・デモ取引が可能
楽天MT4 ・FXの自動売買に対応
・多彩なチャート分析機能
・多彩なカスタマイズ機能

スマホやタブレット向けのツールも確認しましょう。

iSPEED ・パソコン並みに豊富な投資情報を提供
・最短3タップで注文できるシンプル注文
・豊富な機能
・約定をリアルタイムで通知する約定アラート機能
iSPEED for iPad ・iPad画面の広さを活かした豊富な投資情報
・豊富な機能
・1画面で複数銘柄を同時に表示
・チャートを4画面で表示
iSPEED FX ・トレードに必要な情報を1画面に凝縮したFX向けツール
・チャートを見ながらワンタップで注文
iSPEED 先物OP ・商品先物に対応したツール
・豊富な情報量
・スピーディーな発注

使いやすさにこだわったツールが用意されているので、初心者でも無理なく投資できます。

楽天証券のデメリットは2つ

楽天証券のデメリットは以下の2点です。

  • 単元未満株を取り扱っていない
  • IPOの取り扱いが少ない

デメリットの詳細を確認しましょう。

単元未満株を取り扱っていない

楽天証券では単元未満株を取り扱っていません。

株は通常100株単位で売買されるルールがありますが、単元未満株は1株単位で取引が可能です。

国内上場株式の売買単位は、上場会社が定款で定めた1単元の株式数となっています。過去には1,000株や1株など複数の売買単位が存在していましたが、2018年10月、売買単位が100株に統一されました。(引用元:売買単位(売買単位)│日本証券業協会

単元未満株を取り扱っているかどうかは証券会社によって異なり、楽天証券では単元未満株の購入ができません。

100株単位で購入するには、株価の100倍の費用が必要です。

例えば株価が646円の楽天グループの株を購入するなら、100株分の64,600円用意しなければいけません。
※2022年9月記事記載現在の株価参照、手数料を除く
参考:楽天グループ(4755) 株価│楽天証券

単元未満株の取り扱いがあれば1株分の値段だけで済むため、少額投資もできます。

単元未満株の取り扱いがない楽天証券では、少額投資はしにくいでしょう。

IPOの取り扱いが少ない

楽天証券は、大手としてはIPO株の取扱数が少なめです。

IPOとは新規公開株を意味する言葉で、新たに上場された株なので人気が高く、値上がりする可能性が高いと言えます。

初心者でも利益を上げやすく人気がありますが、購入できるかどうかは口座を持っている証券会社で取り扱われている数と抽選によって決まる仕組みです。

IPOの取扱が多い証券会社の方が、抽選に当たる確率は高いでしょう。

楽天証券の2020年の取扱数は38件、2019年は26件でした。

2020年以前のIPO株の取引実績は少なく、あまり得意としていない様子がうかがえます。

2021年の取扱数を主要な証券会社と比較しましょう。

証券会社 IPOの取扱数
楽天証券 74件(2021年)
SBI証券 117件(2022年3月通期)
SMBC日興証券 76件(2022年3月通期)
マネックス証券 72件(2021年)
auカブコム証券 42件(2021年)

SBI証券に比べると、取扱数はまだ少ないと言えるでしょう。

以前と比較すると楽天証券のIPOの取扱数が増えているので、今後は取扱数が増える可能性もあります。

楽天証券は使いやすい?口コミを紹介

楽天証券は使いやすい証券会社なのか、利用者の口コミを元に検証しましょう。

よい口コミと悪い口コミに分けて紹介するので、チェックしてください。

楽天証券のよい口コミは初心者でもわかりやすいという声が多い

楽天証券のよい口コミは、以下の通りです。

  • 投資に関する情報量がすごい
  • 積み立てNISAなら少額から始められる
  • 口座開設だけで日経新聞の内容が無料で読める
  • 初心者でも問題なく取引できた
  • ポイントが貯まるのでお得だと思う
  • 豊富な商品を取り扱っている
  • 投資信託が100円から始められるのがよい
  • 楽天カードとの併用で便利に使える
  • 手数料が安い
  • サイトが見やすい
  • スマホアプリが使いやすい
  • ツール画面が見やすく注文方法もわかりやすい

「初心者でも取引できた」「見やすい」「注文方法がわかりやすい」など、わかりやすさに関する意見が多く見られました。

情報提供が多いという意見もあり、初心者が情報を得るのにもぴったりです。

楽天証券の悪い口コミには付与されるポイントが減ったという声が多い

楽天証券の悪い口コミも確認しましょう。

  • ポイント付与条件が改悪された
  • 楽天銀行との連携で得られる利率補助が見劣りするようになった
  • 年度の途中でポイント制度を改悪されるので移動もできない
  • もらえるポイントの利用先が制限される場合がある
  • 付与されるポイントが少なくなった
  • カスタマーサービスへの電話が繋がりにくい
  • カスタマーサービスに問い合わせたがわかりにくい

悪い口コミの多くは、ポイント制度の改悪に関する意見でした。

「ポイント付与条件が改悪された」「年度の途中でポイント制度が変わった」などの声があります。

カスタマーサービスの対応に関する意見も見られました。

楽天証券で口座を開設するのに向いている人の3つの特徴

楽天証券で口座を開設するのに向いている人の特徴は、以下の通りです。

  • 豊富な情報と安い手数料で投資初心者におすすめ
  • 楽天グループのサービスの利用頻度が高い人はお得に投資できる
  • 取扱数が多いので投資信託に力を入れたい人にもおすすめ

それぞれについて詳しく紹介します。

豊富な情報と安い手数料で投資初心者におすすめ

楽天証券は豊富な情報を提供しているため、株式投資についてよくわからない初心者でも投資しやすいのが特徴。

「投資商品を学ぶ」というコンテンツでは、初めて投資をする人にわかりやすく投資商品の特徴や取引に必要な知識が提供されています。

手数料が高いと何度も投資するのが難しくなりますが、手数料が安ければ頻繁に取引しても問題ありません。

万が一投資に失敗しても、別の商品に投資すれば取り戻せる可能性があります。

楽天グループのサービスの利用頻度が高い人はお得に投資できる

楽天証券では楽天グループのポイントサービスが取り入れられているので、サービスの利用頻度が高いとお得に投資できます。

投資初心者がポイント投資で株式投資の練習をしたり、貯めたポイントを利用して現金を使わずに投資したりといった取引も可能です。

楽天グループのサービスを頻繁に利用しているとポイントが貯められるので、貯めたポイントを楽天証券で有効活用しましょう。

楽天銀行と連携すればポイントが貯まりやすくなり、投信積立の決済方法に楽天カードや楽天キャッシュを利用するとポイントバックが受けられます。

取扱数が多いので投資信託に力を入れたい人にもおすすめ

楽天証券は投資信託の取扱数も多いので、投資信託に力を入れたい人にも向いています。

投資信託の取扱数を他のネット証券と比較しましょう。

証券会社 投資信託の取扱数
楽天証券 2,650
SBI証券 2,705
SMBC日興証券 183
マネックス証券 1,278
auカブコム証券 1,587

楽天証券での取扱数はネット証券の中でも多めだとわかります。

口座開設時に起こりがちなトラブルと対処法を紹介

楽天証券の口座開設時に起こりがちなトラブルと対処法を紹介します。

スムーズに口座開設が進められるよう、チェックしてください。

顔認証ができない場合はスマホとの距離や明るさを工夫する

楽天証券の口座開設時に顔認証ができないという声が多く聞かれますが、以下のような工夫をすると認証される可能性があります。

  • 顔が近すぎたり遠すぎたりしないようスマホとの距離に注意する
  • 目・鼻・口をしっかり映す
  • 逆光になる場所を避ける
  • 明るすぎる場所や暗すぎる場所を避ける
  • 髪の毛や衣類で顔が隠れないようにする
  • 頭を動かしたり目を閉じたりしない

顔認証ができないのは、楽天証券の問題よりもスマホや撮影方法の問題の可能性が高いです。

撮り直しても顔認証ができない場合は、日数がかかっても郵送で口座開設する方法を選びましょう。

口座開設できない理由は?申し込み基準に合っているか確認する

楽天銀行で口座開設できない場合、申し込み基準に合っていない可能性があります。

楽天証券に申し込むには、以下の基準を満たしていなければいけません。

  • 反社会勢力ではない
  • 国内に住んでいる
  • 金融関係の企業で働いていない
  • 投資できるだけの余裕がある

特定口座を解約した場合、年内は特定口座の再開設ができません。

申し込みの際に入力した情報に間違いがあると、口座の開設ができないケースがあります。

口座開設のキャンセルなど個人で楽天証券に連絡を入れたい場合はカスタマーサービスセンターを利用する

「口座開設をキャンセルしたい」など、個人的な事情が理由で楽天証券に連絡を入れたい場合は、カスタマーサービスセンターを利用しましょう。

多くの人が疑問に思う内容はよくある質問を確認すると解決できる可能性が高いです。

しかし質問する人が少ない問い合わせの場合は、公式サイトを見るだけでは解決できない可能性もあります。

カスタマーサービスセンターは、「はじめてのお客様ダイヤル」や「口座開設や事務手続き」など目的別に問い合わせ先があるので、わからない場合は活用しましょう。

楽天証券の口座開設についてよくある質問と回答

楽天証券の口座開設についてよくある、以下の質問に対する回答を紹介します。

  • 楽天証券口座は作るだけでも手数料がかかる?
  • 未成年でも楽天証券に口座を開設できる?
  • 楽天銀行に口座を持っていなくても投資はできる?

気になる疑問がある人はチェックしてください。

楽天証券口座は作るだけでも手数料がかかる?

楽天証券口座は、作るだけでは手数料はかかりません。

楽天証券で手数料がかかるのは、取引をしたタイミングです。

証券口座を開設しているだけで、楽天証券で提供されている情報はすべて確認可能です。

いつでも取引できる条件も整えられているので、迷っている場合はぜひ口座を開設しましょう。

楽天証券では久しぶりに口座を利用する人向けのページも用意しています。
参考:久しぶりに口座を利用するお客様へ│楽天証券

口座を開設した後、情報を活用して株式投資の勉強をしてから取引を始めても構いません。

未成年でも楽天証券に口座を開設できる?

未成年でも以下の条件を満たしていれば楽天証券に口座を開設できます。

  • 満18歳未満かつ未婚である
  • 親権者または未成年後見人1名が楽天証券に総合口座を開設している
  • 親権者全員または未成年後見人の同意が得られている

未成年者が15歳以上なら、未成年者本人による取引も可能です。

2021年から未成年口座の開設申し込みがWebで完結できるようになり、利便性が高まりました。

法律の改正で満18歳以上は成人として扱われるようになったので、本人が口座開設を申し込みましょう。

楽天銀行に口座を持っていなくても投資はできる?

楽天銀行に口座を持っていなくても、投資はできます。

上記で解説したように入金の方法には3種類あり、「リアルタイム入金」「通常振込入金」なら楽天銀行に口座がなくても入金可能です。

楽天銀行に口座を持っていて楽天証券と連携すると、楽天銀行の普通預金口座の利率が上がります。

ワンクリックで入金できるなど利便性も高いため、楽天証券への申し込みと同時に楽天銀行の口座開設を検討してもよいでしょう。

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