年金受給者がお金を借りる方法4選

年金額によっては医療費など、急な出費に対応できない可能性があります。

しかし年金受給者の場合は、他に収入がなくお金を借りるのが難しいケースも多いでしょう。

うまく融資制度や金融機関からお金を借りられれば、急な出費にも素早く対応できます。

今回は年金受給者がお金を借りるためには、どのような方法がおすすめなのか解説していくので参考にしてみてください。

目次

年金受給者がお金を借りる方法は4つ

基本的に金融機関の融資は、働いている人を対象とした金融商品が多いため、年金受給者は借り入れするのが困難なケースがほとんどです。

しかし金融機関の中には、年金受給者への融資に対応している企業も増えているため、うまく利用すれば資金調達の手段として有効活用できるでしょう。

主に年金受給者がお金を借りる方法としては、下記の4つが考えられます。

年金受給者がお金を借りる4つの方法

具体的にどのような方法なのか、詳しく解説していきましょう。

貯金担保自動貸付でお金を借りる

ゆうちょ銀行にお金を預けている人であれば、郵便局からお金を借りる「貯金担保自動貸付」が利用できます。

サービスが受けられる対象としては、担保定額貯金や担保定期貯金を利用している人です。

総合口座で管理する担保定額貯金や担保定期貯金を担保とする貸付けです。通常貯金の残高を超える払戻しの請求があったときに、その不足分が自動的に貸し付けられます(自動貸付け)。

引用元:貯金担保自動貸付け|ゆうちょ銀行

貯金担保自動貸付の特徴としては、下記の通りです。

貸付限度額 預入金額の90%以内
貸付上限額 最大300万円
金利 ・担保定額貯金の場合は返済時の約定金利+0.25%
・担保定期貯金の場合は預入時の約定金利+0.5%
利子の計算 1年を365日とする日割り計算

参考:貯金担保自動貸付け|ゆうちょ銀行

貯金担保自動貸付のメリットは、担保定額貯金や担保定期貯金を解約せずに、資金調達できる点です。

途中で解約してしまうと、金利条件が悪くなるなどのデメリットはありますが、貯金担保自動貸付を利用すれば貯蓄を切り崩す必要がありません。

リバースモーゲージでお金を借りる

不動産を担保にしてお金を借りるサービスとして「リバースモーゲージ」があります。

年金受給者でも借り入れできるケースが多いので、出費が重なった時に利用すれば頼りになるでしょう。

ポイント1:毎月の返済は利息のみ
ポイント2:年金収入でもOK
ポイント3:相続人に債務が残らない

引用元:三井住友銀行

担保評価額によって融資限度額が定められるので、年金を受給している人は利用を検討してみてください。

リバースモーゲージは利用者が死亡した際に、担保が売却されて一括返済されるのが特徴です。

住宅や土地を担保にしても、自宅に住み続けられるのがリバースモーゲージの魅力となっています。

質屋でお金を借りる

自分の所有物を担保にすれば質屋でお金を借りることができます。

質屋で担保にできる物はいくつかあり、貴金属やブランド品などであれば融資額も高くなるでしょう。

融資額は担保にする物によって異なり、高価な物ほど限度額が高くなります。

物を担保にするため審査は必要ありませんが、期日までに返済できなかった場合は、担保にした物が売却されるので注意が必要です。

高価な物があれば、年金受給者でも融資が受けられるので、気軽に利用できます。

また質屋であれば即日融資に対応しているケースも多いため、素早く資金調達したい方にもおすすめです。

ただ金利が高く設定されているケースもあるので、どの程度の金利になるのか事前に確認しておく必要があります。

可能であれば質屋で融資を受けた場合は、早めに返済しましょう。

カードローンでお金を借りる

即日融資を希望するなら、審査が早いカードローンでお金を借りる方法があります。

カードローンの場合は、担保や保証人は必要ないケースが多いので気軽に利用可能です。

担保が必要ないため、質屋やリバースモーゲージのように返済できなかった時に資産が売却される心配はありません。

カードローンの多くはコンビニなどのATMと提携しているので、24時間いつでも借り入れや返済が可能です。

手軽に借り入れしたい場合は、カードローンを利用する方法もおすすめ。

ただ年金だけの収入では、カードローンの審査に通らないケースがあるので注意が必要です。

あくまでもカードローンの審査対象は、働いた上で収入がある人に限られます。

年金担保貸付制度でお金を借りる※2022年3月終了

2022年3月までは、年金を担保にしてお金を借りる制度である「年金担保貸付制度」がありました。

※年金担保貸付は制度は令和4年3月末で申し込みが終了しています。

提供しているのは「独立行政法人福祉医療機構」であり、年金を担保にして融資が認められている唯一の制度になります。

年金担保貸付制度は、国民年金、厚生年金保険に基づく年金受給権を担保として融資することが法律で唯一認められた制度です。保健・医療、介護・福祉、住宅改修、冠婚葬祭、生活必需物品の購入などの支出のために一時的に小口の資金が必要な場合にご利用いただけます。

引用元:年金担保貸付制度のご案内|厚生労働省

おすすめのカードローン4選

カードローンは即日融資に対応していたりコンビニATMから返済・借り入れできたりと、利便性が高いです。

素早く資金調達したいなら、カードローンでの借り入れがおすすめ。

特におすすめしたいカードローンは、下記の4つです。

  • 10人に1人が60歳以上の「プロミス」
  • 70代でも借り入れできる「ベルーナノーティス」
  • 自社基準の審査で高齢者も借りやすい「アイフル」
  • 大手消費者金融で高齢者への貸付に積極的な「アコム」

具体的におすすめの理由を解説していくので、参考にしてみてください。

10人に1人が60歳以上の「プロミス」

プロミスの公式バナー

借入上限額 500万円
審査基準 安定した収入があること
18歳~74歳まで
金利 4.5%~17.8%

※申込時の年齢が18歳および19歳の場合、収入証明書類の提出が必要です。
※高校生は申込できません。(定時制高校生および高等専門学校生も含む)
※収入が年金のみの場合は申込ができません。
参考:プロミス

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の2022年3月期の中間決算によると、プロミスの利用者で10人に1人が60歳以上というデータがあります。

参考:SMBCコンシューマーファイナンス株式会社「2022年3月期 中間決算」

プロミスはアルバイトや家賃収入を得ていれば、年金受給者でも申し込みができます。

Web完結に対応しており、自宅にいながら申し込みから融資まで受けられるので、気軽に借入可能です。

またWeb完結を利用すれば、郵便物が自宅に届く心配がなく、家族に借り入れが知られる心配はありません。

カードレスで融資が受けられるので、財布の中にあるローンカードを見られて借り入れが知られてしまう可能性もないでしょう。

初めてプロミスを利用する人なら、最大30日間の無利息期間サービスも提供されています。

プロミスとはじめてご契約いただく際、メールアドレスをご登録いただき、あわせて書面の受取方法で、「Web明細」を選択いただいたお客さまにカードローンを30日間無利息でご利用いただけるサービスを提供しております。

引用元:30日間無利息サービス|プロミス

無利息期間内に返済すれば、利息0円で借り入れできるのでお得です。

参考:30日間無利息サービス|プロミス

70代でも借り入れできる「ベルーナノーティス」

ベルーナノーティスの公式キャプチャ

借入上限額 300万円
審査基準 安定した収入があること
20歳~80歳まで
金利 4.5%~18.0%

参考:ベルーナノーティス

消費者金融カードローンの中でも、年齢制限の上限が高い「ベルーナノーティス」では80歳まで融資が受けられます。

実際、ベルーナノーティスを利用している人の68%は60歳以上というデータがあるので、安心して申し込みが行えるでしょう。

最短30分で審査が完了するので、即日融資を希望する人にもおすすめです。

初めての利用であれば、最大14日間は無利息サービスが受けられます。

また完済後に、前回の無利息適用の借入日から3ヶ月経過していれば、14日間の無利息サービスを再度受けられるのが魅力です。

お借入れの翌日より14日間無利息サービスが適用されます。

完済後の再度のお借入れが、前回の無利息適用のお借入日から3ヶ月経過している場合、無利息サービスが適用されます。

引用元:ベルーナノーティス

年齢・年収・他社借入件数を入力すれば、借り入れできるのか素早く確認できる「3秒診断」が公式HPから受けられます。

借り入れできるか不安な人は、3秒診断でお試し審査してみてください。

参考:ベルーナノーティス

自社基準の審査で高齢者も借りやすい「アイフル」

アイフルの画像18分

借入上限額 800万円
審査基準 安定した収入があること
満20歳~69歳まで
金利 3.0%~18.0%

参考:アイフル

アイフルは他社の消費者金融カードローンとは違い、銀行系のカードローンではないため、自社独自の基準で審査を行っています。

他社で借り入れが断られた年金受給者の人でも、審査に通れる可能性はあるでしょう。

Webからの申し込みであれば、最短18分で融資してもらえます。

24時間365日受付しているので、仕事で忙しい人でも利用しやすいのが特徴です。

Q.申込みから借入れまでにかかる時間はどれくらいですか?
A.カードローンの場合、WEB申込なら最短18分で融資も可能です。

引用元:お急ぎのとき|アイフル

スマホアプリも提供しており、スマホアプリからの申し込みなら来店不要・郵便物なしで借り入れできます。

家族に知られずに借り入れできるので、気軽に申し込みが行えるでしょう。

大手消費者金融で高齢者への貸付に積極的な「アコム」

アコムの公式キャプチャ

借入上限額 800万円
審査基準 安定した収入があること
20歳以上~69歳まで
金利 3.0%~18.0%

参考:アコム

アコム株式会社が実施した2022年3月期の第3四半期決算では、60歳以上の利用者が10%と高いデータが算出されています。

参考:アコム株式会社「2022年3月 第3四半期決算」

データから高齢者への貸付に積極的である可能性が高いので、年金受給者の人も気軽に借入相談ができるでしょう。

またアコムの公式サイトでは、年齢・年収・カードローン他社お借入れ状況を入力すれば、融資してもらえるのか審査してもらえる「3秒診断」があります。

簡易的な審査なので、本審査では結果が異なる可能性はありますが、自分が借り入れできるのか簡単に調べる方法としてはおすすめです。

初めてアコムを利用する人であれば、30日間無利息サービスが提供されています。

30日間は無利息となり、30日を過ぎた後は通常の金利で利息が計算されていくのでお得です。

ご契約から30日間は金利0円でお借入していただくことができるサービスです。
「ご契約日の翌日」から30日間が金利0円適用期間となります。

アコムでのご契約がはじめてのお客さまに適用いたします。

※当社が不適当と判断した場合は対象外となる可能性があります。
※無担保カードローンが対象です。その他の契約(クレジット・借換えローンなど)は対象外となります。

引用元:30日間金利0円サービス|アコム

年金受給者が即日お金を借りるならカードローン

年金受給者の人がお金を借りる際に急いでいるなら、カードローンの利用がおすすめです。

カードローンであれば、即日融資が可能な会社が多いので、安心して資金調達できます。

主にカードローンの特徴としては、下記の3つが考えられるでしょう。

  • 素早く資金調達できる
  • 69歳まで借り入れできる
  • 年金以外の収入があれば借入条件が満たせる

具体的な特徴について解説していくので、参考にしてみてください。

素早く資金調達できる

消費者金融カードローンの場合、即日融資に対応しているケースが多いため、素早く資金調達したい人におすすめです。

申し込みから融資まで、当日の間で完了してくれるので急な出費にも素早く対応してもらえます。

消費者金融カードローンの中には、Web完結で申し込みから融資まで対応してくれる会社もあり、店舗に足を運ぶ必要がありません。

家族に知られずにお金を借りられるので、気軽に利用できます。

69歳まで借り入れできる

基本的に消費者金融カードローンの審査基準として、満20歳~69歳までならお金を借りられます。

年金を受給している年齢の人でも、消費者金融カードローンから借り入れできる可能性があるでしょう。

ただ70歳以上になると、消費者金融カードローンでも借り入れできる幅が狭くなるので注意が必要です。

どの消費者金融カードローンも、原則として年齢制限が設けられています。

自分の年齢でも借り入れできるのか、事前に調べた上で申し込みを行いましょう。

参考:お申込条件と必要書類|プロミス

年金以外の収入があれば借入条件が満たせる

基本的にカードローンは、働いている人を対象に融資を行っています。

年金だけの収入では借り入れできない可能性が高いでしょう。

ただ年金受給者の人でも、アルバイトやパートなどで収入があれば、融資対象として審査してもらえます。

しかし借り入れできる金額は、申告した年収の3分の1しかできません。

アルバイトやパートなどの収入で年収が150万円程度の人は、最大50万円までしか借り入れできないので注意が必要です。

参考:1 お借入れは年収の3分の1までです|日本貸金業協会

車や住宅ローンは年金受給者でも利用できる?

年金を受給していても、車や住宅のローンを組みたい場合があるかもしれません。

しかし基本的に年金以外の収入がないと、ローンの審査に通るのは難しいです。

アルバイトやパートなどで収入がある場合には、金額に応じて審査が行われるので、審査に通る可能性があります。

またアルバイトやパートだけの収入では、ローンの審査に通るか不安な場合には、頭金を多く用意すれば審査が優遇されるでしょう。

余裕があれば頭金を用意しておき、車や住宅ローンの審査を受けてみてください。

年金受給者がお金を借りる「年金担保貸付」とは?

年金受給者がお金を借りる手段として利用できる「年金担保貸付制度」とは、どのような制度なのでしょうか。

年金担保貸付制度の特徴としては、主に下記の通りです。

  • 金利が2.8%と低く設定されている
  • 審査基準は主に2つ
  • 年金担保貸付制度は2022年3月末で受付終了

具体的にどのような特徴があるのか、詳しい内容を解説していきます。

金利が2.8%と低く設定されている

年金担保貸付制度の特徴として、まず考えられるのは金利が低いという点です。

消費者金融カードローンで借り入れを行う場合、18.0%程度の上限金利に設定されるケースが多いでしょう。

しかし年金担保貸付制度の場合は、2.8%の金利に設定されているため、経済的な負担は少ないのが特徴です。

融資が受けられる限度額は10万円~200万円の範囲となっており、資金使途が生活必需品の購入であれば上限80万円と定められています。

また資金使途は制限されており、どのような資金として利用するのか事前確認が行われるので注意しましょう。

年金担保貸付制度の資金使途として認められているのは、下記の通りです。

  • 保険費や医療費
  • 介護費や福祉費
  • 住宅改修やリフォーム
  • 教育費
  • 冠婚葬祭
  • 事業費
  • 債務などの一括整理
  • 生活必需品の購入

旅行や趣味といった資金には利用できないので、資金使途についてはよく検討した上で申し込みを行ってください。

  • 年金証書を所有しているか
  • 年金を受給しているか

年金証書と呼ばれるものは、「日本年金機構」が発行している書類で、本人が年金を受給していると証明するためのものです。

何らかの理由で年金証書を紛失してしまった場合は、年金事務所や年金相談センターに連絡して再発行してもらいましょう。

年金を受給している高齢者であれば、基本的に年金担保貸付制度は利用できるので安心して申請してみてください。

また年金担保貸付制度を利用するなら、「連帯保証人」を付ける必要があります。

連帯保証人がいない場合には、信用保証期間による信用保証制度を利用する手段もあるので、自分が対応可能な方法を検討してみてください。

年金担保貸付制度は2022年3月末で受付終了

年金を担保にお金を借りられる「年金担保貸付制度」ですが、令和4年3月末で新規申し込み受付を終了すると公表されました。

生活費の一時的な借り入れで利用するはずが、年金を返済に充てて結果的に生活困窮を招いてしまう背景があったためです。

新規の申し込みは停止しましたが返済期間や返済方法に変更はないので、現時点で借入額が残っている場合でも繰り上げて返済する必要はありません。

今後の生活やお金に不安を感じているなら、最寄りの自立相談支援機関などに相談しましょう。

年金担保貸付制度と内容は異なりますが、低所得者世帯が対象の「生活福祉資金貸付制度」を利用できる可能性があります。

その他にも高額療養費制度や埋葬に関するお金の支援制度など、国からお金を借りる方法もいくつかあります。

また2022年4月以降に、年金を担保にしてお金を貸す行為はすべて違法と判断されます。

万が一、令和4年4月以降に年金を担保に貸付を行うといった業者が出てきても信用しないよう注意しましょう。

年金を担保に金銭の借入申込を受けることは、例外なく全て法律で禁止されています。
違法な年金担保融資にくれぐれもご注意ください。
引用元:Q年金を担保にお金を借りることはできますか。│日本年金機構

年金受給者が年金担保貸付を利用するメリット

年金を受給していれば、年金受給権を担保にしてお金が借りられるのが「年金担保貸付制度」の特徴です。
※年金担保貸付は制度は令和4年3月末で申し込みが終了しています。
具体的に年金担保貸付制度のメリットとは、どんな内容が考えられるでしょうか。

主に下記のような3つのメリットがあります。

  • 低金利でお金を借りられる
  • 返済期日を忘れる心配がない
  • 債務の一括整理にも対応

詳しい内容について解説していくので、参考にしてみてください。

低金利でお金を借りられる

年金担保貸付制度は金利が2.8%となっており、低金利の融資が実現されています。

消費者金融カードローンの場合は、上限金利が18.0%に設定されるケースが多いため、比較すれば年金担保貸付制度がどれだけ低金利なのかわかるでしょう。

長期的に借り入れするほど、低金利のメリットは大きくなるので、できるだけ金利を抑えたい人にはおすすめの借入方法と言えます。

金利が低いと毎月の返済負担も軽減されるため、年金受給者がお金を借りる方法の中でも使い勝手がいい制度です。

返済期日を忘れる心配がない

お金を借りた場合、毎月の返済期日までにお金を支払われないといけません。

しかし、毎月の返済期日がいつなのか忘れてしまう人もいるでしょう。

年金担保貸付制度であれば、自動的に受給される年金額から返済額が引かれるので、返済期日に遅れてしまう心配がありません。

基本的に年金担保貸付制度を利用している場合、支給される年金は福祉医療機構が受け取る仕組みになっています。

その後に年金担保貸付制度を利用する際に設定した毎月の返済額に合わせて、返済額を福祉医療機構が回収してから、残りのお金が利用者に振り込まれるのです。

カードローンのように、銀行やATMで返済手続きを行う必要がないため、面倒な手間がかかりません。

返済期日に遅れて損害遅延金が発生する心配もないので、安心して利用できます。

債務の一括整理にも対応

年金担保貸付制度は資金使途に制限が設けられています。

趣味や娯楽に利用するための費用を捻出する方法としては、利用不可です。

しかし債務がある人であれば、一括整理の手段として年金担保貸付制度を利用するのは認められています。

消費者金融カードローンから借り入れがある人であれば、低金利の年金担保貸付制度に借り換えできるのでお得です。

消費者金融カードローンの金利は18.0%に設定されているケースが多いですが、年金担保貸付制度であれば金利は2.8%になります。

複数の金融機関から借り入れしている人は、すべての債務を年金担保貸付制度でまとめる方法もあるので、一度検討してみてください。

年金受給者が年金担保貸付を利用するデメリット

年金担保貸付制度は低金利でお金が借りられるといったメリットがあります。

しかし中にはデメリットに感じられる部分もあるため、事前に把握しておく必要があるでしょう。
※年金担保貸付は制度は令和4年3月末で申し込みが終了しています。

主に年金担保貸付制度のデメリットとしては、下記の3つが考えられます。

  • 完済するまで受給する金額が少なくなる
  • 連帯保証人を付ける必要がある
  • 追加で借り入れはできないので注意が必要

具体的にどのようなデメリットがあるのか、詳しい内容を解説していきます。

完済するまで受給する金額が少なくなる

年金担保貸付制度の特徴として、返済は年金の受給額から引かれます。

年金で生活している人は、受給額が減るので生活が困窮するおそれがあるでしょう。

制度を利用する際には、どの程度の返済額になるのか把握した上で生活が圧迫しない程度に借り入れを行う必要があります。

年金の支給額では生活が難しいなど、生活に困っている人は生活保護や生活福祉資金貸付制度を利用する方法を検討してみてください。

国の公的な支援制度はいくつかあるので、適用される制度があれば申請してみましょう。

連帯保証人を付ける必要がある

年金担保貸付制度は利用するために連帯保証人を付ける必要があります。

契約者が完済する前に亡くなった場合、法定相続人が債務を相続する必要があり、法定相続人が相続放棄した場合は連帯保証人が支払わないといけません。

連帯保証人になってもらうためには、相手の信頼関係を築いている必要があります。

万が一、連帯保証人になってもらえる相手がいない場合は、信用保証制度を利用する方法があるので安心してください。

信用保証制度を利用するためには、保険料を支払う必要があります。

保険料を支払えば、信用保証期間の信用保証制度が利用できるので、問題なく年金担保貸付制度が利用可能です。

また消費者金融カードローンであれば、保証人なしで利用できるため、連帯保証人がいない場合はカードローンでお金を借りる方法も検討しましょう。

追加で借り入れはできないので注意が必要

消費者金融カードローンなどであれば、借入限度額の範囲内であれば何度でも追加で借り入れができます。

しかし年金担保貸付制度の場合は、一度借り入れしたのであれば追加で融資を受けられないので注意が必要です。

追加で借り入れしたい場合には、全額返済してからではないと融資が受けられません。

追加で借り入れできないので、融資を受ける際にはどの程度のお金が必要なのか事前に検討してから申し込みを行いましょう。

年金受給者でもお金を借りる方法はある

年金受給者でも年金担保貸付制度やカードローンなどを利用すれば、お金を借りられます。

年金担保貸付制度は低金利であるため、使い勝手がいい制度と言えるでしょう。

しかし年金を担保に借り入れが行えるのは、令和4年3月末までです。

令和4年4月以降は年金を担保にして融資を行うのは違反行為となっているので注意しましょう。

即日融資を希望するならカードローンがおすすめです。

しかし年金以外の収入がないと、基本的に借り入れできないので申し込みを行う時は年金以外の収入があると証明しましょう。

今回紹介した年金受給者でもお金を借りる方法について参考にしてみてください。

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