FXはいくらから始められる?投資額100円で狙える利益と失敗を避けるコツ

FXはいくらから始められるのか、FX投資の初心者が最初に思う疑問を解消していきます。

FXの最低資金は100円からと、かなり手軽に始められます。

ただし投資には失敗やリスクが伴うので、取引のリスク対策や注意点をチェックしておきましょう。

初心者におすすめのFX会社も紹介していきます。

目次

FXはいくらから始められる?FXの最低資金は100円からデビューできる

FX取引は最低100円からデビューができます。

初心者はまず1000円以下の少額から始めるのがおすすめです。

FXとは外国為替証拠金取引(Foreign Exchange)のことで、外国為替とは外国の通貨と交換して決済する意味を持ちます。

FXでは通貨を交換するだけでなく、実際の投資金よりも大きな金額を動かせる(レバレッジ効果)ため少額の軍資金でも利益が狙える投資です。

日本国内のFX会社では、個人取引のレバレッジは最大25倍までと決められているため、いくらからできるかは最低取引単位と通貨ペアによります。

投資額の基準となる必要証拠金とは

先ほどの投資額100円以下とは、必要証拠金が100円以下で取引がはじめられることを意味します。

必要証拠金とは、簡単に言うとレバレッジをかけて取引を行うための担保金のこと。

1米(アメリカ)ドル=140円の時に10,000米ドル分の取引がしたい場合、レバレッジごとの必要証拠金は以下の表の通りです。

レバレッジ 必要証拠金
1倍 1,400,000円
5倍 280,000円
10倍 140,000円
25倍 56,000円

もし相場が予想と外れて損失が発生した場合、証拠金維持率(投資金に対する証拠金の割合)が一定の割合を割り込むと強制決済(ロスカット)されてしまいます。

ロスカットの基準はFX会社やレバレッジによって異なり、100%から30%程度まで様々です。

証拠金維持率100%だと、証拠金ギリギリしかFX口座に入れていないと相場が思惑と異なる動きをした矢先にロスカットに遭ってしまいます。

必要証拠金に対して余裕のある資金をFX口座に入れておく、または資金に対して十分に余裕のある数量しか投資しないなどの判断が必要です。

100円から始めるなら最小取引単位に注目

FXでの取引単位とは、取引できる交換先通貨の単位を示します。

1ドルなら1通貨、100ドルなら100通貨、10,000ドルなら10,000通貨といった具合です。

最低取引単位が1,000通貨のFX会社では、ドル/円で投資できる最低金額は1,000ドルとなります。

1米ドル=140円の時、最低取引単位とレバレッジによっていくらからFXが始められるのか、必要証拠金を表にまとめました。

必要証拠金 レバレッジ
1倍 5倍 10倍 25倍
1米ドル(1通貨) 140円 28円 14円 5.6円
100米ドル(100通貨) 14,000円 2,800円 1,400円 560円
1,000米ドル(1,000通貨) 14,000円 2,800円 1,400円 560円
10,000米ドル(10,000通貨) 1,400,000円 280,000円 140,000円 56,000円

1通貨から取引できれば低レバレッジ+少額でFXが始められますが、10,000通貨からだとまとまった証拠金が必要になるのが分かります。

少額から始めたいなら、100通貨や1通貨単位で取引できるところがおすすめです。

なお、単位が大きくなるため取引単位はlot(ロット)で表示されていることが多く、たいていのFX会社では1lot=10,000通貨です。

ただし1lotあたりの通貨数は明確に決まりがあるわけではなく、FX会社によっては1lot=1,000通貨など異なるので注意しましょう。

取り扱う通貨ペアが多いと買える可能性が広がる

代表的な通貨ペアには米ドル/円やユーロ/円などがありますが、2022年9月現在の為替相場ではどちらも1通貨あたり140円を超えています。

もう少し投資金をおさえてFXを始めたいと考えた時、米ドルやユーロほど流通量が多くないマイナー通貨への投資を選ぶのも選択肢の一つです。

2022年9月現在の為替相場を参考に、1通貨あたりの為替レートを比較してみました。

おおよその為替レート
イギリスポンド 165円
ユーロ 143円
米ドル 142円
オーストラリアドル 97円
ブラジルレアル 27円
南アフリカランド 8円
トルコリラ 8円
メキシコペソ 7円

同じ1,000通貨でも、米ドルなら日本円で約142,000円ですがメキシコペソなら約7,000円です。

レバレッジを低くしても投資額は少なく済むため、できるだけ少額でFXデビューしたい人の大きな味方になります。

マイナー通貨はFX会社によっては取り扱っていない場合もあるので、気になる通貨は事前に調べておきましょう。

例えば、ブラジルレアルは日本の大手FX会社では「SBI FXトレード」くらいしか取り扱っていません。

また、通貨ごとに最小単位が違う場合もあるので、取引ルールも要チェックです。

為替の動きやトレンドは通貨ペアごとに異なるので、少額投資ができるだけでなく売り買いのチャンスも増えます。

FXの投資額100円で狙える利益はいくら?

100円の投資でいくらの利益が狙えるのか気になる人も多いでしょう。

そこで実際どの程度利益が出るのかを、2022年9月現在で1通貨が約100円弱のオーストラリアドル(AUD)に投資したと仮定して計算してみました。

  為替変動幅
0.1円(10pips) 0.2円(20pips) 0.5円(50pips) 1円(100pips)
レバレッジ1倍
(1AUD)
0.1円 0.2円 0.5円 1円
レバレッジ3倍
(3AUD)
0.3円 0.6円 1.5円 3円
レバレッジ5倍
(5AUD)
0.5円 1円 2.5円 5円
レバレッジ10倍
(5AUD)
1円 2円 5円 10円
レバレッジ25倍
(25AUD)
2.5円 5円 12.5円 25円

オーストラリアドル/円の場合、2022年8月の1か月間で1AUD=約90円から約95円まで変動しました。

また、1日あたりの為替変動幅はおおよそ0.5円~1円(50~100pips)程度となっています。

もしデイトレードで1日20pipsの利益が出せた場合、約100円の投資で得られる利益はレバレッジを最大の25倍にした場合で5円です。

ポジションを1か月持ち続けて、5円(500pips)の変動幅がまるまる利益になった場合は、最大125円の利益が得られます。

もちろん、同じ金額だけ損をする可能性もあり、レバレッジが高いほど元本が減るスピードが早いです。

100円から大きな利益を得るのは難しいですが、積み重ねれば元本が増え、得られる利益も増えていきます。

200円まで増やせたら本格的に軍資金を投入するなど、目標を設定して挑戦してみるとよいでしょう。

FXで100円儲かるには?通貨単位ごとにチェック

FXを始めると、どうしても「一度の取引で〇〇万円の利益が出た」といった話に興味が行きがちですが、少額投資では現実的ではありません。

まずは、100円儲かるためにはいくらの投資でどのくらいの為替変動があればよいのか確認してみましょう。

  100円儲けるための為替変動幅 1pips変動したときの利益
1通貨 100円(10,000pips) 0.01円
10通貨 10円(1,000pips) 0.1円
100通貨 1円(100pips) 1円
1,000通貨 0.1円(10pips) 10円
10,000通貨 0.01円(1pips) 100円

10,000通貨の取引であれば、ほんの1pipsの変動で100円は稼げます。

逆に1通貨での取引なら、10,000pipsという途方もない数字を稼がなければ100円は稼げません。

どの通貨でも為替変動幅が同じなら儲けも同じですが、1通貨7円程度のメキシコペソと140円程度の米ドルでは、値動きの幅が全く異なります。

レバレッジのかけ方やどの通貨で取引するかなど、どのようなバランスで投資するか考えるのもFXの醍醐味です。

投資額1,000円から100万円儲けるのは可能なのか

FXを始めるからには、大きな利益を得たいと思うのは当然です。

では、投資額1,000円から100万円儲けるのは現実的に可能なのでしょうか。

ここでは、先ほどと同様に1通貨が約100円のオーストラリアドル(AUD)に、レバレッジ25倍で投資した場合を考えてみます。

まずは1万円を目指す

まず、元手1,000円に25倍のレバレッジをかけると取引できるのは250AUDです。

次に、1万円儲けるためには1通貨での取引なら100万pipsが必要と計算できます。

すると、250AUDでは4,000pipsで1万円儲かり、1日20pips獲得できたとして単純に200日かかる計算です。

次に1万円を元手に10万円を目指す

次に、儲けた1万円を元手に取引数を増やし、25倍のレバレッジをかけて2500AUDで9万円獲得を目指します。

1通貨での取引で9万円儲けるためには、900万pips必要です。

2500AUDでは3600pipsの獲得が必要で、1日20pips獲得できると180日かかります。

10万円を元手に100万円を目指す

最後、さらに90万円儲けるためには、1通貨での取引だと9,000万pipsも必要です。

10万円の元手に25倍のレバレッジをかけると、25,000AUDでの取引となり、やはり3600pips獲得する必要があります。

1日20pips獲得していくと180日かかり、ようやく儲け100万円の達成です。

結論

1日20pipsをコンスタントに稼ぐと、560日(約1年半)で1,000円から100万円儲けることができました。

計算を簡単にしたシミュレーションなので、あくまで参考値ではありますが一見すると実現できそうな結果です。

ただし、560日間すべて20pips獲得し続けることは難しく、途中でマイナス決済となる日も出るのが現実。

また、レバレッジを最大にしているので、リスクが高くロスカット(強制決済)に合う可能性が高いことも忘れてはなりません。

もし1,000円から100万円儲けることを実現するなら、かなり高度なテクニックや分析力が必要となります。

FX初心者が失敗を避けるコツ!陥りやすい失敗と回避するための対策

FX初心者は利益を出すことや勝率にこだわった結果、リスクを見逃して失敗しやすいので要注意。

FXを本格的に儲ける手段にしたいと考えているなら、失敗の原因を自ら作り出さないことが大切です。

初心者が陥りやすい失敗と、失敗を回避するための対策を紹介します。

ハイレバレッジで大きな利益を狙う

FXは「上がるか下がるかだけ」と簡単な要素なので、戦略や分析無しに宝くじ感覚で買いやすい投資です。

確かに成功すれば利益は大きなものですが、宝くじと違うのは儲かる金額分だけマイナスになる可能性も秘めている点。

戦略が不確かなハイレバレッジでの投資は、たとえビギナーズラックで1度はうまくいったとしても成功は続きません。

少し大きな相場の変動に遭遇するだけで、一気にロスカットに突き進んでしまい投資にかける軍資金を溶かしてしまう事態になってしまいます。

損失の確定を恐れて損切りできない

思っていたのと逆方向に相場が進んでしまった時、損失の確定が怖くて損切りできないのも初心者によくある行動です。

結局、相場の回復を待つでもなく、これ以上下がったらマズいと下がりきったタイミングで決済してしまいます。

大きな成功を目指してFXに参入し、損切りや損失の確定が許容できず結果的に大きな損を出してしまうパターンです。

その時の気分で売買してしまう

「どうしても今日の収益をプラスにして終わりたい」「今日はなんとなく運がいいからポジションを持ってみる」などは、FXにおいてはNG。

チャートの分析などを行わず、感情優先で売買をしてしまうので大きな損失につながりやすいです。

特に損失が出ている場面では冷静さを失い、判断を誤りやすくなります。

まずはデモ取引でチャートに慣れる

多くのFX会社では、本物の取引口座を開設しなくてもデモ取引に参加できます。

スマホアプリも豊富に揃っているので、テクニカル指標との相性を見るためにもまずはデモ取引から始めてみましょう。

本物の為替レートと連動していれば、取引の感覚がつかめるようになり実践的な練習になります。

利益が出せたタイミングはもちろん、損失を出してしまった原因の分析も冷静に行えるので、自分なりの取引ルールを確立しやすいです。

レバレッジは3倍以内から始めて小さな利益から狙う

最初は低レバレッジにとどめ、小さな利益をコツコツ積み重ねることを目標にすると大きな損はしにくいです。

FXでは大きな利益を求めるほどリスクが高くなり、欲が出て冷静さを失ってしまうため戦略を見誤りやすくなります。

元手が小さければ利益はもちろん損失も少なく済むため、投資の勉強も兼ねてレバレッジは3倍以内でコツコツ経験を積むのがおすすめです。

感情に流されない損切りラインを決める

初心者にとって最もハードルが高い作業なのが、損切りです。

相場が再び上がるかもしれない中で損失を確定させるので、取引に感情を持ち込むと判断力が鈍ってしまいます。

感情が持ち込まれる前に機械的に損切りラインを決め、取引ルールとして徹底することが失敗を防ぐカギです。

例えば資金の2%以上の損失、30pipsの損失幅などで損切りの指値注文をしておくと、感情に左右されずルール通りに運用できます。

どの程度の損失ならリカバリーしやすいかも、少額投資やデモ投資で見極めていくと本格的なFX取引デビューがスムーズです。

売買ルールや目的を明確にする

損切りのラインだけでなく、ポジションを持つタイミングや狙う利益幅についても、ルールがあると損失リスクは抑えられます。

目標を設定すれば、取引の反省点や改善点も見えてきて、より精度の高いルール作りに役立ちます。

今日はもっと取引したい、もうあと10pipsの利益が欲しいなど、個人的な感情を取引に持ち込まずルールを明確にするのがコツです。

FXをいくらから始められるのか各会社を条件別で比較

最低取引単位と通貨ペアはFX会社ごとに異なります。

ここでは大手や有名FX会社ではどのような取り扱い条件となっているのか、10社で比較してみました。

FX会社名 最低取引単位 取り扱い通貨ペア
SBI FXトレード 1通貨
※韓国ウォンのみ100通貨単位
34種類
松井証券 MATSUI FX 1通貨 20種類
マネーパートナーズFX nano 100通貨 18種類
楽天証券FX 1,000通貨 28種類
みんなのFX 1,000通貨 29種類
LINE FX 1,000通貨 23種類
じぶん銀行FX 1,000通貨 19種類
DMM FX 10,000通貨 21種類
ソニー銀行 10,000通貨 14種類
GMOクリック証券 1,000通貨
※南アフリカランド/円とメキシコペソ/円は10,000通貨単位
20種類

米ドル/円やユーロ/円で少額からFXを始めるなら最低取引単位、新興国通貨に挑戦したみたいなら通貨ペア数に注目して選んでみましょう。

FX取引の初心者におすすめ!投資額が少額からでも始められるFX会社5選

ここでは、さきほど取り上げた10社の中でも特に初心者におすすめのFX会社を詳しく紹介します。

取引時の手数料とも言えるスプレッドや金利差で得られるスワップポイントなど、他の条件も比較して自分と相性のよいFX会社を選びましょう。

FX会社名 米ドル/円・レバレッジ5倍の最小投資額※ 取り扱いのあるマイナー通貨例 特徴
楽天証券FX 28,000円 メキシコペソ/円
香港ドル/円
豊富な投資情報が無料で得られる
松井証券 MATSUI FX 28円 メキシコペソ/円
トルコリラ/円
手数料無料ですべてのペアで1通貨から取引できる
SBI FXトレード 28円 ブラジルレアル/円
ポーランドズロチ/円
数が豊富な通貨ペアの取引を少額から試せる
マネーパートナーズFXnano 2,800円 メキシコペソ/円
南アフリカランド/円
豊富な取引ツールで少額からでも本格運用可能
みんなのFX 28,000円 ノルウェークローネ/円
スウェーデンクローナ/円
取引コストをおさえて新興国の高スワップが狙える

※1米ドル=140円で計算

豊富なツールとマーケット情報が無料の楽天証券FX

楽天証券のキャプチャ画像

公式サイト https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fx/lp_fx/
最低取引単位 1,000通貨
通貨ペア数 28種類
口座開設手数料 無料
取引手数料 無料
米ドル/円スプレッド 0.2銭
新興国スワップポイント
(10,000通貨あたり)
メキシコペソ/円:15円
南アフリカランド/円:7円

楽天証券FXは、初心者でもどんどん知識が吸収できる豊富なマーケット情報やオンラインセミナーなど、無料で得られる情報量の多いのが特徴です。

サポート体制も充実しており、電話やチャット、お問い合わせフォームと自分にとって都合のいい方法で疑問の解決を助けてくれます。

楽天証券FXのスマホの取引アプリ「iSPEED FX」では、チャットサポートが直接利用できるサービスも開始。

FXが初めてでも、1,000通貨単位の少額投資と日々提供される投資情報から判断力が磨ける会社と言えます。

全通貨ペア1単位から取引可能な松井証券 MATSUI FX

松井証券 MATSUI FXの公式キャプチャ

公式サイト https://fx.matsui.co.jp/?mnu=hd
最低取引単位 1通貨
通貨ペア数 20種類
口座開設手数料 無料
取引手数料 無料
米ドル/円スプレッド 0.2~0.9銭
新興国スワップポイント
(10,000通貨あたり)
南アフリカランド/円:9円
メキシコペソ/円:16円

※いずれも2022年9月時点

松井証券 MATSUI FXは業界では数少ない1通貨単位での取引を可能としているFX会社です。

FX専業ではなく様々な金融商品を取り扱っているため、経験を活かした高性能ツールが使えるのが魅力的。

また、コールセンターは深夜24時まで対応と、副業でFXを始めたい人をしっかりサポートしてくれます。

創業100年以上の老舗証券会社なので、実績があり信頼できるFX会社を探している人にもおすすめです。

積立も1通貨単位からできるSBI FXトレード

SBI FXトレードの公式キャプチャ

公式サイト https://www.sbifxt.co.jp/
最低取引単位 1通貨
通貨ペア数 34種類
口座開設手数料 無料
取引手数料 無料
米ドル/円スプレッド 0.09~1.0銭
新興国スワップポイント
(10,000通貨あたり)
南アフリカランド/円:9円
メキシコペソ/円:14円
ブラジルレアル/円:40円

※スプレッドは2022年7月、スワップポイントは2022年9月時点

1通貨から取引できるのに加えて、34種類と豊富な通貨ペア数で少額の軍資金でも多様な取引に挑戦できるのがSBI FXトレードです。

3種類のFX投資方法を用意しており、一般的な売買のほか積立やオプション取引(権利を売買する取引)にも対応しています。

レートは小数点以下4桁まで表示されているので、小さな売買チャンスも逃さずキャッチできるのも見逃せないポイント。

少額からFXを始めるための環境が整っているFX会社といえます。

100通貨単位の取引で投資感覚がつかめるマネーパートナーズFXnano

マネーパートナーズFXnanoの公式キャプチャ

公式サイト https://www.moneypartners.co.jp/fx/
最低取引単位 100通貨
通貨ペア数 18種類
口座開設手数料 無料
取引手数料 無料
米ドル/円スプレッド 0.0~0.2銭
新興国スワップポイント
(10,000通貨あたり)
メキシコペソ/円:5円
南アフリカランド/円:1円

マネーパートナーズFXnanoでは、本格的な取引が体感できる100通貨が最低取引単位となります。

スワップポイントはやや低めなものの、米ドル/円をはじめとした主要通貨ペアではスプレッドの低さが魅力的。

デイトレードで頻繁に売り買いが発生しても、コスパよく取引ができます。

スマホからでも高性能ツールで取引が可能なので、すきま時間に少しずつFX取引の経験を積みたい方におすすめです。

新興国通貨への投資を検討中ならみんなのFX

みんなのFXの公式キャプチャ

公式サイト https://min-fx.jp/
最低取引単位 1,000通貨
通貨ペア数 29種類
口座開設手数料 無料
取引手数料 無料
米ドル/円スプレッド 0.2銭
新興国スワップポイント
(10,000通貨あたり)
メキシコペソ/円:15.1円
南アフリカランド:11.1円
トルコリラ/円:24円

みんなのFXでは、他のFX会社と比較するとスワップポイントが高めの設定なので、中・長期投資で少しでも多くの利益を狙いたい人におすすめです。

米ドル/円をはじめとしたスプレッドも低いので、売買回数が多いデイトレードでもコスパよく利益が狙えます。

狙ったタイミングでぴったり売買注文が成り立つ、99.9%の高約定率も短期売買する上で重視したいメリット。

なお、自分の判断に自信がない人はシステムトレード(自動売買)機能でFXを始めることも可能です。

様々な投資スタイルに対応できる、オールマイティなFX会社と言えるでしょう。

FXで利益を狙うために知っておきたい5つの基礎知識

先ほど100円から100万円を稼げるのかを検証した中で、レバレッジやpips、ロスカットといったFX用語が何度も出てきました。

雰囲気でなんとなく分かる用語ではありますが、曖昧なままだと本格的にFX取引を始めてから大損したりチャンスを逃したりする可能性も。

ここでは主に、FXで知っておくべき基礎知識や用語について詳しく解説していきます。

FXはレバレッジをかけて大きな利益を狙える

FXの最大の特徴とも言える「レバレッジをかける」とは、投資金額以上の大きなお金の取引を行うことを言います。

投資信託や株式投資よりもスピーディーに儲けられる可能性を秘めているため、一攫千金を狙って参入する人も少なくありません。

日本国内のFX会社の場合、かけられるレバレッジは最大25倍までとなり、投資額1万円だと最大25万分の取引が可能です。

海外FXの場合はレバレッジ上限の規制がなくなり、中には最大1,000倍とするFX業者もいます。

例えば、1ドル=100円で買い注文を入れて101円で売り注文(決済)した場合で見てみましょう。

10,000円を元手に得られるレバレッジごとの利益と、0.1円の値動きでの増減額は以下の通りです。

レバレッジ 取引金額 0.1円(10pips)変動した場合の損益 1円(100pips)変動した場合の利益
1倍 100ドル(10,000円分) 10円 100円
3倍 300ドル(30,000円分) 30円 300円
5倍 500ドル(50,000円分) 50円 500円
10倍 1,000ドル(10万円分) 100円 1,000円
20倍 2,000ドル(20万円分) 200円 2,000円
25倍 2,500ドル(25万円分) 250円 2,500円
100倍 1万ドル(100万円分) 1,000円 10,000円
1,000倍 10万ドル(1,000万円分) 1万円 10万円

ハイレバレッジは元手と比較して大きな利益が得られますが、わずかな値動きで簡単に元手が大きく目減りしてしまうハイリスク・ハイリターンの取引です。

利益だけ見るととても魅力的ですが、リスクもしっかり考慮した上でレバレッジを設定する必要があります。

FXの利益は為替差益とスワップポイントの2種類

ここまでFXで利益を得る方法として説明してきたのが、主に為替レートの動きを利用した「為替差益」です。

値動きに合わせて利益が定まるので、単純明快で分かりやすいシステムと言えるでしょう。

デメリットは売り買いのタイミングを見計らなければならない点、常に損失リスクが付きまとう点です。

一方、スワップポイントとは二国間の通貨の金利差調整額を指します。

日本は長らく低金利政策をとっているので、高金利の通貨を保持していると毎日スワップポイントが発生します。

高金利の国は新興国に多く、例えば以下の通貨ペアは比較的スワップポイントが高いです。

  • 南アフリカランド/円
  • トルコリラ/円
  • メキシコペソ/円

スワップポイント目当てのFX取引は、頻繁に売り買いしないため相場を常にチェックする必要がない点はメリットと言えるでしょう。

一方、新興国通貨は価値が不安定で、相場が大きく下落するリスクがある点が最大のデメリットです。

例えばトルコリラは、2015年には1トルコリラ=50円以上あったのが、2022年9月現在7~8円の間を行き来しています。

また、売りポジションではマイナス金利となってしまうため、長く保有するほど元本が目減りしてしまう点も注意しましょう。

少額投資は利益の切り捨てに注意

少額投資で小さな利益を積み上げていく場合、小数点以下の「銭」の単位は決済時に注意が必要です。

FXの取引では見慣れた単位でも、実際にお金として使う時は銭の単位は存在しないため、小数点以下の利益に関してはFX会社により扱いが異なります。

以下がFX会社の対応例です。

  小数点以下の利益の対応
SBI FXトレード 小数点第6位までを集計し、売却時に小数点第4位までを有効とする(積立FXの場合)
松井証券 取引の都度小数点第4位以下を切り捨てして第3位まで計算、全体でも同様に計算
マネーパートナーズFXnano 対円通貨ペア:1円未満の端数はプラス決済では切り捨て、マイナス決済では切り上げ
対円通貨以外のペア:1通貨未満の端数は小数点3桁目以降の値が受け取り時は切り捨て、支払い時は切り上げ
※いずれも取引ごと
みんなのFX 小数点以下のスワップポイントは、受取りの場合は切捨て、支払いの場合は切上げ
※取引ごと
楽天銀行 FX 対円通貨ペア:受け取りは少数点第1位を切り捨て、支払いは切上げ
対円通貨以外のペア:受け取りは少数点第3位を切り捨て、支払いは切上げ
※いずれも取引ごと

例えば、2~3日に1度決済するような取引スタイルの場合、決済の都度スワップポイントの小数点以下がすべて切り捨てられると、得られる利益が減ってしまいます。

一方、決済のたび小さい単位まで有効なタイプは、口座から支払う時にはじめて小数点以下が切り捨てられるので、利益の損失は最小限です。

少額取引をメインに考えている場合は、小数点以下の扱いについても注意して見てみましょう。

スプレッドは手数料と同じ!小さいほうがお得

多くのFX会社では、自社のメリットとして「手数料無料」を掲げていますが、実は取引の際に発生するスプレッドは実質手数料と同じです。

FXでポジションを持つ時、売りと買いではそれぞれレートが異なります。

その差額をスプレッドと言い、ポジションを持つとすぐにスプレッドの幅分だけマイナスのスタートに。

スプレッドは小さいに越したことはなく、各社米ドル/円やユーロ/円はおおむね0.4銭以下の小さいスプレッド幅で取引できます。

一方でマイナー通貨ほどスプレッドは大きい傾向にあり、例えばSBI FXトレードで取り扱うブラジルレアル/円は19.90銭(2022年9月現在)です。

スプレッドは取引のたびに発生するので、デイトレードなど取引回数が多いスタイルほど小ささ(狭さ)を重視しましょう。

ask、bit、pipsとは?取引用語は事前に覚えよう

FX会社の為替レートを見ると、必ずと言っていいほど1つの通貨ペアに対して「ask」「bit」の2種類の表示があります。

これは前の項目で解説した売り・買いポジションそれぞれのレートです。

askはトレーダー側からの買い注文を受けるレート、bitは売り注文を受ける際のレートとなります。

また、注文時に決済注文の指値として「pips」で利益幅や損失幅を設定する場合があります。

先ほどシミュレーションでも使ったように、pipsは各通貨の共通単位として値幅を示すものです。

外国通貨対円のレートでは1pip=0.01円(1銭)となり、100pipsで1円分となります。

チャートの見方は最小限だけでも知っておく

FX取引を行う際、売り買いのタイミングを見定めるのにチャートは欠かせません。

FX会社では、便利ツールや各種トレンドの表示など独自のサービスを展開しており、取引の見直しや分析に役立ちます。

為替の値動きは、ローソク足チャートでの確認が一般的で、投資スタイルに合わせて30分足や1時間足、8時間足、日足など表示するスパンが変えられます。

合わせて見るテクニカル指標は種類が豊富で、初心者にとっては何を見ればいいのか分かりにくいもの。

ここでは、初心者でも比較的分かりやすいテクニカル指標を紹介します。

テクニカル指標 概要
移動平均線 ・短期・中期・長期の3つの期間の終値の平均値を結んだ線のこと
・平均線のクロスポイントが売り買いのタイミングとされている
MACD ・移動平均線による売り買いタイミングをグラフで可視化したもの。
・グラフがプラスからマイナスに、またはその逆に転じた時が売り買いのタイミングとざれている
RSI 売られ過ぎ・買われ過ぎをグラフで示し、売買のタイミングを計る指標

いずれのテクニカル指標でも通説通りに動くとは限らず、絶えず為替が変動する中で売買ポイントを見極めるのは難しいです。

まずは自分にとって使いやすそうなチャートやテクニカル指標を見つけ、少額取引やデモ取引を通じて研究・分析してみてください。

FXの利益はいくらから確定申告が必要?税金が発生する目安

FXで利益を得ると、ある一定額を超えた場合に確定申告及び納税の義務が発生します。

その条件は以下の通りです。

  • 会社員やアルバイトなど給与所得のある人…年間で20万円以上の利益が出た場合
  • 主婦や学生などで親族の扶養に入っている人…年間で38万円以上の利益が出た場合
  • 本業+副業+FXで収入を得ている人…副業+FXの利益が20万円以上の場合

国内のFX会社の口座での取引なら、利益が30万円でも300万円でも税率は一律で20.315%となります。

FXは個別の取引ではなく1年間の通算利益で計算され、他の所得とは分けて税金額を算出する「申告分離課税」となるのが特徴です。

例えば30万円の利益が出た取引と20万円の損失が出た取引があると、通算利益は10万円で申告不要です。

出た利益で再びポジションを持って取引中の場合も、利益が確定できないため確定申告は不要に。

一方で損失を出してしまった場合、最大で3年後まで損失を繰り越して利益と相殺できるので(損益通算)、確定申告すると翌年以降に利益が出たら節税効果が期待できます。

海外FXは納税ルールが異なるので注意が必要

上記のルールは日本国内のFX会社を利用した場合の話で、海外FX会社は別です。

海外なら納税の義務は発生しないのでは?と考える人もいますが、確定申告が必要なのはもちろん、場合によっては納税額が高額になるので要注意。

海外FXで利益を出した場合は、給与所得などと合算して税金額が決定する「総合課税」として扱われ、収入が増えるほど所得税率が上がります。

もし本業の収入が400万円で、FXで大成功して4,000万円の利益が得られた場合、税率は所得税率45%+住民税率10%の合計55%とかなり高い割合です。

損益通算も対象外となるので、海外FXは税制面では不利と言えるでしょう。

いずれの場合も、納税の義務があるのにバレないだろうと放置してしまうと、脱税行為とみなされて本来よりも多く税金が発生してしまいます。

少なくとも20万円を超える儲けはすべて消費してしまわず、納税分はあらかじめとっておくようにしましょう。

まずは少額・低レバレッジでFXを始めよう

FXは、1通貨から取引できる会社を選べば100円以下の少額から取引可能です。

得られる利益は微々たるものでも、取引感覚やノウハウは身についていくので本格的にFXで利益を得るきっかけにもなり得ます。

いきなり多額の投資金をつぎ込んで高レバレッジをかければ、早い段階で失敗するリスクが高いです。

少額・低レバレッジなら低いリスクで検証を重ねられるので、まずは小さい利益でも安定して得続けることから目標にFXを始めてみましょう。

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