侍ジャパン・村上 お目覚め満弾!日本最終戦で待望 マイアミ決戦へ「チーム一丸となって倒しにいきたい」
「WBC東京プール presented by ディップ 侍ジャパン9-0チェコ代表」(10日、東京ドーム)
仲間の歓喜に少しだけ表情を緩めた侍ジャパン・村上宗隆だったが、すぐに厳しくなった。試合を決定づける1号グランドスラムに笑みはなし。「なかなか点数が入らない状況で、点数が入った中で回ってきたので。打ててよかった」。この日も劇弾までは2連続三振。ようやく出た一本に胸をなで下ろした。
七回までは互いにゼロ行進。一気に攻めたのは八回だった。周東の3ランなどで5得点。なおも2死満塁の好機で村上が打席に向かった。高めの直球を迷いなく振り抜く。打球の行方を確信したスタンドが大歓声で包み込む。駆け出した背中を力強く押した。
いずれも「6番・一塁」で先発出場した3試合は10打数2安打。大谷、鈴木、吉田らメジャー組の活躍の裏で、本来の打棒を見せられずにいた。だが、そこに悲観する姿はない。「逆方向にもしっかり打てていたし、あとは角度ついたりとか、ちょっとしたところかなとは思っていた。内容自体もそんなに悪くない」と冷静に自己分析する。
JAPANの強さを問われれば「ショーヘイ・オオタニがいるところ」と笑う。打撃練習は同じ組で打ち、「一緒に打とうぜ」と声をかけられた。前回大会からともに戦い、衝撃を受けた大きな背中だ。ベンチ内でも打撃談議を交わした。テーマとなったのは左手の握り方や力の伝え方。世界の頂点に立つ男からヒントを吸収し、貪欲に学んでいく考えだ。
「これからはもう負けたら終わり。こういう重い試合が続くと思いますけど、最後まで集中力を切らさずにチーム一丸となって優勝目指して頑張りたいなと思います」
1次リーグを無傷の4連勝で突破し、舞台は決戦の地へと移る。「ミスしてもカバーするのがチームスポーツ。そこだけは意識しながらチーム一丸となって倒しにいきたい」。前回大会の準決勝では崖っぷちからサヨナラ打を放ち、世界一への道を切り開いた。さぁ、仲間と向かう連覇へ。笑うのはもう少し先だ。
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