大谷翔平 サヨナラ呼び寄せたメキシコ戦での咆哮二塁打はバットを短く持っていた 栗山監督明かす「野球観が凄い」

 日本代表「侍ジャパン」を率いて、WBCで日本を3度目の世界一に導いた栗山英樹監督が10日、日本テレビ「しゃべくり007」に登場。WBC後、バラエティー初出演を果たし、日本代表監督としての裏話を明かした。

 サヨナラ勝ちしたメキシコ戦の1点追う九回の攻撃で、先頭打者だった大谷翔平のバッティングに言及。二塁打を放ち、劇的結末を演出したが、栗山監督は「初球いきなり二塁打したじゃないですか。打ち方が今までと違うようにみえたんですけど、実はあの時、翔平は、後から聞いた話なんですけど、『塁に出てきます』っていって、バットを短く持ってるんです」と、明かした。

 「1点差なんで翔平の本塁打で同点という場面なんですけど、彼の試合の流れ読みで、まず俺にホームランボールは来ないだろうと。どうしたら勝つかというところで、とにかく塁に出ると近くの選手に言っていたと後で聞いた。日本にいた時に2016年に(日本ハムで)日本一になった時に、1番ピッチャー大谷をやって、初球本塁打を打って投げて勝った試合も、『ホームラン打ってきます』といって打った。それと同じで、彼の野球観というか、ここでどういう行動を取るとチームが勝ちやすいか。能力の凄さよりも野球観が実は凄い。褒めたくはないですけど、凄いなって思った」と、教え子をたたえた。

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