佐々木朗希 衝撃の全米デビューも反省「投げきれなかった」涙目で必死の声援「信じていた」

先発し、ほえる佐々木朗(撮影・吉澤敬太)
佐々木朗にスポーツドリンクをかけられる逆転サヨナラ2点打の村上(共同)
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 「WBC準決勝、日本代表6-5メキシコ代表」(20日、マイアミ)

 世界のデビュー戦はほろ苦だった。先発した佐々木朗希投手が4回を投げ、5安打3失点。四回にウリアスに痛恨の先制3ランを被弾した。

 試合後には「本当にバッター陣に助けられて、最高です」とサヨナラ勝利を決めてくれた野手陣に感謝。ホームランを打たれた場面に関しては、「配球とかは間違っていなかったと思う。投げきれなかったところが反省点」と自らの失投を悔やんだ。

 降板後も、ベンチ最前列に身を乗り出すように応援。時には祈るように手を組み、激戦に涙目にもなった。佐々木朗は「打ってくれると思って、信じて見ていましたし、打絶対に勝ってくれると信じて、応援していました」と最後は笑顔で勝利を喜んだ。

 メジャーの最強バッター陣が相手だ。「バッターもすごくレベルが高いので、打たれてしまったんですけど、投げられてすごく良い経験ができた」とは佐々木朗。「1巡目からもちろんいいアプローチをしてきましたし、2巡目も結構甘いところにいってしまったので」と投げた4イニングを分析した。

 それでも栗山監督は、準決勝のマウンドを託した佐々木朗、山本を賞賛。「きょう2人を見てもらって間違いなく、こっちでもやれるくらいのピッチャーだと思ってもらえる」と踏ん張った日本のWエースを褒めたたえた。

 メジャー関係者も多く訪れるなかの、“全米デビュー”。佐々木の登場後に即、米国ツイッターで「Sasaki」がトレンド1位に。ピッチングニンジャの愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏はツイッターで「ロウキ・ササキのうんざりするような変化球。グッドラック。そう、彼はまだ21歳だ」と驚きを交えて表現した。

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