能見、台湾戦先発へ「ゼロに抑える」

 「WBC・2次ラウンド1組、日本‐台湾」(8日、東京ド)

 2次ラウンド1組が8日に東京ドームで始まる。3連覇に挑む日本は台湾戦に臨む。予告先発は日本が能見篤史投手(33)で、台湾が米大リーグ通算61勝の王建民(32)。日本は7日、1次ラウンドを戦った福岡から移動し、東京ドームで軽めの調整をした。

 8日の台湾戦に先発する能見は、東京ドームでの全体練習でキャッチボールやダッシュなどで調整した。台湾のエース・王建民と投げ合うが、自分の投球に集中して、アメリカ行きの切符に王手をかける。

 「(王建民への意識は)全くないですね。僕が打席に立つわけでもないので」

 相手は関係ない。チームの勝利に貢献できればいい。勝てば準決勝進出が近づき、負ければがけっぷちに追い込まれる一戦。「自分なりにはしっかり調整してるので、特に気になるところはないです」。とにかく結果を出すだけだ。

 台湾については、すでに映像などでチェック。「日本の野球に近いかなという感想はあるので。色々考えてくると思います。(印象は)言わないです。そういう情報は流さないです」。多くは語らないが、1番の日本ハム・陽岱鋼に関しては「トップで出てくると思うので先頭を出さないようにしたい」と警戒した。

 合宿からのアピールが実り、巡ってきた大役。山本監督も「一番状態のいいのが能見。自分のピッチングをすれば、ということで先発にしました」と、自信を持って送り出す。期待は大きい。

 練習前には、通常より硬い東京ドームのマウンドを入念に確認した。「(球数制限の影響は)ないです。後ろのピッチャーもいいピッチャーがたくさんいるので、僕ができるのは球数に関係なくゼロに抑えていくこと」。運命の一戦。自信を持って全力で挑むだけだ。

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