能見で侍初星!逆転劇勝呼ぶ3回6K

 「WBC壮行試合、日本3-2豪州」(23日、京セラ)

 WBCで3連覇を目指す日本代表はオーストラリア代表と対戦。最終メンバー28選手による最終調整が始まった。3番手で登板した能見篤史投手(33)=阪神=が、3回2安打6奪三振の好投を見せた。先発の田中将大投手(24)は3回2失点。打線は無得点が続いたが、八回に相川亮二捕手(36)の左越え3ランで逆転に成功した。侍ジャパンは24日にもオーストラリア代表と対戦する。

 昨年のリーグ奪三振王の看板はダテじゃない。地元での快投が相川の劇的な一発を呼び込む。侍ジャパンの初星が左腕の頭上に輝く。魅せたのは能見。3イニングで奪った三振は6つを数えた。結果を残し、強みを存分に発揮した55球だ。

 「ゲームセットまで何が起こるか分からない。ピッチャーは少なく抑えるのが仕事。今日の試合は展開的にもいろいろな面で自分の中で収穫でした」

 出番は六回からだ。先頭のヒューバーを追い込んでから直球で空を切らせ、1死二塁からのM・ケネリーは空振り三振に仕留めるなど無失点に。七回は1死二、三塁のピンチを招いたが、奪った3つのアウトは全て空振り三振で、フィニッシュは全てフォークだった。

 「ピンチでどう抑えるか試したかった」と能見。計6つの三振のうち5つがフォークによるもの。八回は3人で抑えてリズムをもたらし、逆転への土台を築いた粘りは勝利投手となって報われた。

 チームにとって欠かせぬキーマン。山井が代表メンバーから外れたことで投手陣最年長となった。言葉でチームを引っ張るタイプではない。ただ、自然と仲間に頼られる。宮崎合宿中、練習中に森福から熱心にクイックモーションに関して尋ねられると、10分近く話に応じて熱心にアドバイスを送った。グラウンド内外で放つ存在感。期待は裏切らない。

 山本監督は「(合宿から)調子は良かったもので、期待通りのピッチングをしてくれた」と称え、この日の田中、杉内、能見はブラジル戦を見据えてかと問われて「3月2日まで中6日。当然そういったつもりで」と話した。開幕に向けた最高の予行演習となった。

 欲しいところで奪う。求められたところで空を切らせる。奪三振のスペシャリスト。「しっかり腕を振れば、バッターもしっかり振ってくれると確認できた。次につながると思う」。猛虎から日の丸へ。舞台を変えても自身のスタイルに狂いはない。3連覇の目標へ、迷うことなく突き進む。

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