石原侍案内人!マエケン&今村サポート

 広島の石原慶幸捕手(33)が3日、広島市内の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の8000万円でサインした。3年契約の3年目になる来季は、初のCS進出を目指すことを宣言した。またこの日、侍ジャパンの山本浩二監督(66)は、広島市内で前田健太投手(24)、今村猛投手(21)が4日発表のWBC代表候補に入っていることを明かした。09年WBC日本代表の石原は、先輩として2人をサポートすることを約束した。

 直前に迫ったWBC日本代表候補の発表。広島からは前田健、今村の代表候補入りが確実となったが、2人にとってWBCは未体験の舞台。そこで前回大会のWBCを経験した“先輩”の石原が、全面バックアップすることを約束した。

 「投手と野手で違うし、自分で考えてできる2人だけど、もちろん聞かれたら何でも分かる限り答えたい」

 広島から栗原とともに出場した前回大会の09年のWBCのことは、今でも石原の財産になっている。苦しみながらも死闘の末、勝ち取った世界一。その時もらった優勝リングは、「今でも大切にしまっている」と笑みを浮かべた。

 WBCという大きな大会には、出場することだけで何かを得ることができると断言する。石原が出場したのは1試合だけだが、「絶対に(出場することは)マイナスではない。周りにいるのはすごい選手ばかりで、そういうメンバーと一緒に試合に出られるし、話もできる。それにあの一発勝負の雰囲気はシーズンとは違うものがある」と力説した。

 もちろんWBCも楽しみだが、来年は石原にとって3年契約の3年目となる大事な年だ。今年は開幕直後に左手、7月に右太ももと2度の負傷で離脱。「ケガでプレー出来ない時はテレビを見ていて悔しかった」と振り返ったが、「ケガはいつ起こるか分からない」と、複数年契約最後の年でもケガを恐れずにプレーすることを誓った。

 あと一歩で逃したCS出場が来季の最大の目標だ。「チームとして終盤勝てなかった。最低でもCSという気持ちということを(球団と)話した。チームが勝つのが一番。自分自身の結果が出れば、それがチームのためにもなる」と力強く言い切った。

 今オフは元タレントの八幡悦子さんと結婚した石原。愛妻の支えを力に来季は、不動の正捕手として新たなカープの歴史を作る。

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