文字サイズ

徳島・ウー「自分をビリーブ」で奮投中  4年前ミャンマーから来日

 厳しい実戦の場でウーの実力が開花し始めた(撮影・高田博史)
1枚拡大

 【徳島・ウー投手】文=高田博史

 ミャンマーから来日した4年前を知っているファンなら、きっとその進化のほどに驚いていることだろう。

 ウーはいまや、中継ぎ左腕として首脳陣から大きな信頼をかち得ている。2勝を挙げ、防御率は1・59(13日現在)だ。

 「試合では何も考えない。ブルペンではみんな、緊張する。でも、僕は全然緊張しない。投げるだけ」

 優勝争いが佳境に入った高知との首位決戦(5月11日、JAバンク徳島)1点リードで迎えた最終回に、抑えのジェフンが無死満塁のピンチに陥る。だが、4番・ザックとの対戦中に肩を故障。カウント3-2のまま降板してしまった。急きょマウンドに送られたのはウーだった。

 緊急登板をものともせずザックを内角低めへのストレートで三振に取る。その後1点を失うも、勝ち越しを許さなかったことが前期優勝への流れを作った。

 徳島・養父鐵監督(元ダイエーほか)が言う。

 「成績が出てきたことによって自信が付いていると思うんですよ。明らかにオープン戦で使ってたころといまとでは、別人のような。マウンドさばきとか…」

 春季キャンプから「芯の強い子だなと感じていた」という。体の芯だけじゃなく、心の芯が強い。やろうとする気持ちが強い。その強さは言葉にも表れている。

 「考えるのはいつも『頑張ります』『よく投げます』それだけ。私が投げるとき、失敗することは考えない」

 大きな武器となっているのが、今年から投げ始めたツーシームだ。あるときはフォークボールのようにストンと落ち、あるときはシュートのように打者の胸元に食い込む。新しい球種が欲しいと、チェンジアップから進化させた。

 チャンスをもらった。だから頑張る。まだまだ経験を積みたいと話す。

 「養父さん、私をビリーブ(信じてくれる)。私もそう。試合に投げるとき『できる!』自分をビリーブ。『きょうはできないかなあ…』。そういう気持ちはない。『できる!できます!』」

 まだリーグ制覇を経験していない。もちろん日本一も。「チャンピオンシップが欲しい」と目を輝かせた。

関連ニュース

    デイリーペディア

    編集者のオススメ記事

    アイランドリーガー伝最新ニュース

    もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス