「ソフトバンク７－０オリックス」（１１日、ヤフオクドーム）
　三回、ソフトバンク先頭の川崎がディクソンの外角直球を中前へはじき返した。一塁へ到達すると、センターのビジョンに「日米通算１５００安打達成」の表示。思わず右手を上げると、慌てたようにヘルメットを脱ぎ、観客席へおじぎを繰り返した。

　「知らなかった。最初はこうやって（右手を上げて）たけど、やばい、ジャパニーズスタイルだと思って（おじぎをした）。自分がまさか１４９９本なんて知らなかったんで」

　試合後にはバンデンハークが１５００安打の記念Ｔシャツを着てお立ち台に立った。これには「球団が勝手に作ったんで分かりません。俺は好きじゃない。僕が作りたい。イライラしてます」とチクリ。

　ソフトバンクの川崎や内川らが熊本地震で大きな被害を受けた益城町の３小学校を訪問。

　川崎は「大変だったと思うけど、子どもたちは明るくて楽しかった。まだまだ協力していかないといけない」と復興へ尽力する決意を示した。

　ともに７月下旬から故障で離脱していたソフトバンクの内川聖一外野手と川崎宗則内野手が２３日、福岡県筑後市のタマホームスタジアム筑後で行われたウエスタン・リーグの阪神戦で先発出場し実戦復帰した。

　「１番・二塁」の川崎は先頭打者本塁打を放った直後に、途中交代した。