ソフトバンク快勝!ムネリン日米通算1500安打も…記念Tシャツに「イライラ」

 「ソフトバンク7-0オリックス」(11日、ヤフオクドーム)

 三回、ソフトバンク先頭の川崎がディクソンの外角直球を中前へはじき返した。一塁へ到達すると、センターのビジョンに「日米通算1500安打達成」の表示。思わず右手を上げると、慌てたようにヘルメットを脱ぎ、観客席へおじぎを繰り返した。

 「知らなかった。最初はこうやって(右手を上げて)たけど、やばい、ジャパニーズスタイルだと思って(おじぎをした)。自分がまさか1499本なんて知らなかったんで」

 3年目だった2002年、近鉄・パウエルからプロ初安打を放った。そこから15年。日本で1350本、米国で150本を積み上げてきた。初回に復帰後初長打となる二塁打、五回には左前打を放ち、猛打賞も記録した。

 試合後にはバンデンハークが1500安打の記念Tシャツを着てお立ち台に立った。これには「球団が勝手に作ったんで分かりません。俺は好きじゃない。僕が作りたい。イライラしてます」とチクリ。チームをただ明るく照らすだけでなく、社交辞令も裏表もない男の存在は、日本一奪回には必要不可欠だ。

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