ロッテ・伊東監督が今季限りで辞任…「歴史的な負け」を振り返る
「歴史的な負け」と言葉を残し、今季限りの辞任を表明したロッテ・伊東監督。就任後4年間で3度Aクラス入りしていたが、今季は5月2日以来最下位と低迷している。伊東ロッテに何が起こったのか?
公開日:2017.8.19
「日本ハム15-1ロッテ」(12日、東京ドーム)
ロッテ・涌井 パ・リーグワースト6被弾「僕の投げミス」
計7被弾。そのうちロッテ・涌井が6発を浴びた。エースであり、リーグを代表する投手が記したリーグ新記録。決して刻みたくない負の記録の主役となった。伊東監督の顔は真っ赤だった。「記憶にないほどの屈辱的な負け方だ」。涌井については「フリーバッティングを見ているようだった」と振り返った。「明日からやり返さなければプロじゃない」とナインの反骨心に希望を託した。
◆ワースト記録◆ ロッテ・涌井投手が1試合6被本塁打のパ・リーグ新記録。12日の日本ハム⑦戦(東京ドーム)で。これまでは13人が13度マークした5。プロ野球記録は1リーグ時代の49年に川崎(巨人)がマークした8、セ・リーグ記録は58年に田所(国鉄)がマークした7。
5月13日 「やり返さなければプロじゃない」猛ゲキむなしく…翌日も被弾祭り
「日本ハム11-6ロッテ」(13日、東京ドーム)
日本ハム・レアード プロ野球タイ4打数連続アーチ すしポーズも連発
東京ドームにすし旋風を巻き起こした。日本ハム・レアードが三回に2打席連続本塁打を放ち、12日の第2打席からプロ野球タイ記録となる4打数連続本塁打をマークした。
5月16日 まだ37試合目なのに自力V消滅 チーム打率は1割台
「ロッテ2-3西武」(16日、ZOZOマリンスタジアム)
まだ37戦目なのに…ロッテ自力V消滅 球団本部長は伊東監督への信頼変わらず
この嵐はどこまで続くのか。あと1点届かず、ロッテは今季初の6連敗で借金は18。首位楽天に16・5ゲーム差となり、37試合目にして早くも自力優勝の可能性が消滅してしまった。
「きょうも先に点を取られた。先発が我慢できない…」。伊東監督のここ数試合の談話は同じ色合いだ。チェンが五回に崩れた。1死から4連打を浴び、致命的な3点を失った。その裏に清田、八回にはダフィーの適時打で反撃の姿勢は見せたが、それまで。チーム打率は依然として1割台に低迷している。
まだ37戦目なのに…ロッテ自力V消滅 球団本部長は伊東監督への信頼変わらず