ロッテ・涌井 パ・リーグワースト6被弾「僕の投げミス」

 「日本ハム15-1ロッテ」(12日、東京ドーム)

 東京は最高気温が28度まで上がり、一足早い“花火大会”だ。それも隅田川ならぬ、東京ドームでだ。でも、うれしくはない…。

 計7被弾。そのうちロッテ・涌井が6発を浴びた。エースであり、リーグを代表する投手が記したリーグ新記録。「ホームランが出やすい球場ということを意識しすぎた。全部僕の投げミス」。決して刻みたくない負の記録の主役となった。

 終わってみれば14点差の大敗。伊東監督の顔は真っ赤だった。「記憶にないほどの屈辱的な負け方だ」。6被弾、自己ワーストの10失点を喫した涌井については「どうしても投手が我慢できない状態。なんとかしないと…。フリーバッティングを見ているようだった」と振り返った。

 10、11日の楽天戦ではスタンリッジと佐々木が一回に先制弾を浴びて連敗。指揮官は「ヨーイ、ドンは応える」と話していたが、エースの6被弾は想定外の一言に尽きる。「明日からやり返さなければプロじゃない」。屈辱的な敗戦から生まれるであろうナインの反骨心に希望を託した。

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