聖地ツアーで野球をさらに楽しむ 甲子園で年に2度、ホームベースを替えるタイミングとは

 先日、甲子園歴史館のスタジアムツアーに行きました。夏の甲子園も終わり、改めて甲子園球場の勉強をしようと、お昼の12時半からの組に参加したわけですが…まさかの僕1人で。さらにガイド役が、僕の松竹芸能の先輩でもある「代走みつくに」さんでして。

 みつくにさんと2人で甲子園を巡るツアー。「なんやこれ」とか「せめてガイドを代えてくれ」とか言いながら。過去、2人で案内するスタジアムツアーの企画をやったことも思い出しましたが。

 そんな中、まずは三塁アルプススタンドから、球場の中の通路に入っていくところでスタート。そこの売店付近にあるシャッターが、大会中はいつも閉まっているのですが、ツアーだと開いていて、そこから三塁側のブルペンが見えるんです。

 甲子園で阪神戦が行われる日であれば、ツアーの時間帯次第ではビジターの選手を見ることもできるポイントで。高校野球では、次の試合を控えた学校が試合前のアップや練習を行うスペースとなっているわけです。

 ツアーの中では、甲子園の歴史や豆知識も教えてもらえます。三塁側のブルペンの場所には昔、日本では一般公開されたもので初となる温水プールがあったとか。ちなみに一塁側ブルペンは昔、剣道とか柔道の道場だったと。甲子園は元々、甲子園大運動場という名前で、地元の人たちが野球や柔道もできる場所だったそうです。

 その日は阪神のナイターがあった日で、お昼の1時前から阪神園芸さんが整備を始められていました。夏の甲子園は雨が話題になった中で、阪神園芸さんも注目されましたね。そこで、みつくにさんから「阪神園芸さんもすごいけど土の下もすごい」と地面の断面図を見せてもらいまして。土の下には火山の砂利が入っていたり、石が敷き詰められていたりと4層ぐらいに分かれていて、それが水はけの良さにもつながっているそうで。

 その流れで、甲子園のホームベースも見せてもらいました。他の球場のものは8センチぐらいの厚みだそうですが、甲子園で使用しているものは16センチぐらいのものを使っていると。理由はみつくにさんに聞いても分かりませんでしたが…。

 甲子園では、年に2度、ホームベースを替えるタイミングあるらしくて。プロ野球の開幕前と終わった後ですか?と聞くとそうではなく、高校野球の、春と夏の甲子園での第1試合前にそれぞれ替えられていると。阪神戦の開幕ではなく、高校野球が基準というのが驚きでしたね。

 歴史館は今、移転リニューアルに伴い休館中のため行けなかったですが、ツアーだけでも十分楽しめます。甲子園の勉強をすることで、プロ野球はもちろん、高校野球もより楽しめるのではないかなと思いますし、ぜひ、一度行かれてみてはいかがでしょうか。

 ◆かみじょうたけし(本名・上条 剛志)1977年12月31日生まれ。兵庫県淡路市出身。中学、高校時代はソフトテニス部。龍谷大卒。お笑いコンビ「ロビンス」で活動後、現在はピンで活動。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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