「西銘君」で高校野球にハマった元巨人監督・高橋由伸さん かみじょうたけしが明かす裏話

実は“高校野球大好き野球人”の元巨人監督・高橋由伸さん
左越えに2ランを放つ沖縄尚学・西銘(右)=2008年のセンバツ
華麗な守備を披露する沖縄尚学・西銘(6)=2008年のセンバツ
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 先日、YouTubeの「プロ野球OBクラブチャンネル」で、MCをやらせていただきました。ご一緒させてもらったのは元西武の高木大成さんと、元ヤクルト、オリックスの副島孔太さん、前巨人監督の高橋由伸さんのお三方です。

 この組み合わせ、高校野球ファンの方ならお分かりじゃないでしょうか?桐蔭学園のOBであり、高木さんが3年時に副島さんが2年、高橋さんが1年で、一緒にプレーして夏の甲子園にも出場されています。

 いろいろと野球の話を伺いましたが、意外にも高橋さんはすごく高校野球が好きらしくて。超一流のああいった方は、それほど詳しくないのかなと勝手に思っていたら「僕、結構見るんですよ」と。

 それも、選手がどこの中学出身で、卒業後はどこに進むのかということに興味があると。現役時代でも気になる選手がいると、スカウトに「あの選手の進路は?」と聞いて、進学と分かればその後も新聞などで大学野球の結果を見て、気にかけたりしていたとか。

 それだけハマった理由を聞いたんですが「きっかけは沖縄尚学に西銘君というショートがいて」と、思わぬ名前が。この西銘君とは、2008年、ソフトバンクの東浜君が沖縄尚学のエースとしてセンバツで優勝した時のショートなんです。

 西銘君はその後、中央大から社会人のホンダに進んだスイッチヒッター。高橋さんはプレーを見た時に「松井稼頭央(現西武2軍監督)みたいになるのかな」と期待したのが、高校野球にハマったきっかけらしくて。

 さらに「その後、富山商業に森田君という左ピッチャーがいて」とまたも意外な名前が。森田君は2014年の夏の甲子園で富山商のエースとして活躍して、法政からホンダ鈴鹿に進みましたが「スカウトに『おもしろいんじゃない?』と聞くと『進学決まってます』と。でもそういうのがおもしろい」と。

 そうやって、自分がいいなと思った選手がその後どうなるのか、自分の目は確かなのかという楽しみ方だと。そういった高校野球との関わりを聞けてうれしかったですし、もちろんお三方の高校時代の話も伺いました。

 当時の寮には大部屋にテレビが1台だけあったそうです。高木さんが「一つだけ見ていたドラマがあったよな」と言われたら、高橋さんが「それは東京ラブストーリーです」とすぐに思い出されて。

 これは高橋さんが受験で来ていた時の話で、大部屋に他の受験生らと泊まったそうなんですが、高木さんが「これだけは見せろ」と入ってきて「東京ラブストーリー」を見始めたと。それを高木さんより高橋さんが覚えているのもおもしろいことだなと。

 また高校生に戻るなら、通いか寮生活がいいかという話になりましたが、みなさん寮生活でと言われてました。野球漬けの毎日でも、その中での思い出や今でも変わらない絆とかは、プロ野球選手でも同じだなと。僕自身も楽しませてもらった収録となりました。

◆かみじょうたけし(本名・上条剛志)1977年12月31日生まれ。兵庫県淡路島出身。龍谷大卒。血液型A型。身長170cm、体重50kg。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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