坂倉FA行使「本当に悩んだ」 カープには「すごく感謝」も他球団の評価「すごく気になる」 地元ロッテが獲得調査へ
広島の坂倉将吾捕手(28)が5日、マツダスタジアムを訪れ、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使することを表明し、申請書類を提出した。入団から10年、自身を育んでくれた球団やファンへの深い感謝を口にしつつ、他球団の評価も聞いてみたいとの思いで決断した。
大きな決断を下した。「本当に悩んだ」と語る坂倉の表情には、赤いユニホームを着て戦い抜いてきた自負と誠実さがあふれていた。
権利行使を決めた理由は、選手として客観的な評価を知りたいという思いからだった。カープからは、一貫して残留要請を受け、宣言残留も認められている。
「高校生から取ってもらって10年、すごく感謝もあります。ただ、自分で頑張ってきたものが、どのように評価してもらっているのかすごく気になる」
今季、捕手としてのスタメン出場は、4月18日のDeNA戦が最後。その後は一塁や三塁を守った。過去には外野を守った経験もある。
「この先、何年できるか分からない中で、固まったポジションでプレーしたい。自分から何か提示することはないので、カープにしても、移籍するにしても、期待されているところで出たい」
役割や将来像、自身を必要としてくれる場所も判断材料になりそうだ。
今季、自己最多を更新した74打点は、チームトップ。15本塁打は、ファビアンに次ぐ2番目の成績だ。推定年俸1億4000万円はBランクとみられ、地元・千葉が本拠地のロッテが獲得調査に動くとみられている。
「まずは(他球団の)話を聞いてみて、心が動くか動かないか。やっぱりカープでという思いになるか、挑戦したいという気持ちになるか」
10年を過ごした広島への思いと、新たな環境へ飛び込む挑戦心。二つの思いが交錯する中で投げかけられる言葉や熱意に対し、どう反応を示すのか。11日から他球団との交渉が解禁される。
◇坂倉 将吾(さかくら・しょうご)1998年5月29日生まれ、千葉県出身。28歳。177センチ、91キロ。右投げ左打ち。日大三から16年度ドラフト4位で広島入り。登録は捕手ながら、一塁や三塁も守る。今季推定年俸は1億4000万円。
