前広島・韮沢雄也 新天地のNTT東日本で「チームプレーをより一層、意識」 昨季まで6年在籍、若鯉たちの活躍に「僕も頑張らないと」
昨季限りで6年間在籍した広島を退団し、26年から社会人野球のNTT東日本でプレーする韮沢雄也内野手(25)。デイリースポーツの取材に応じ、新天地で野球に打ち込む現在の心境などを語った。会社の看板を背負ってチームメートと団結し、高みを目指す。その一員として現役生活を全うする覚悟で腕を磨き続けている。
表情は明るく充実感に満ちあふれていた。韮沢が広島から戦力外通告を受けて早1年。NTT東日本のユニホームに袖を通して1シーズンが経過しようとしている。社会人野球の選手として過ごす日々は「楽しい」と生き生きとした口調で語った。プレーできるありがたみもかみしめながら、整った施設環境でレベルアップに努めている。
「プロは毎日のように試合があるけど、ここでは一発勝負。(社会人では)チーム全員で助け合って、チーム全体で頑張るという部分をより強く実感しています」と話す。会社の“シンボル”として高みを目指していく上で最重視されるのは個人成績よりもチーム成績。「学生時代に戻ったような感覚。チームプレーをより一層、意識するようになりました」とプロ時代との心境の変化を明かした。
新潟県出身で、花咲徳栄から19年度ドラフト4位で広島に入団した。3年目に1軍デビューを果たすも定着するまでには至らず。通算63試合、10安打で昨年オフに戦力外通告を受けた。
NPBを軸に現役続行を模索していた時、NTT東日本・北道貢監督から電話で誘いを受け、加入することになった。NTT東日本は都市対抗優勝2回、日本選手権準優勝1回の名門。千葉県船橋市にある専用グラウンドには冷暖房完備の屋内練習場や寮も併設されており、プロにも負けない設備を有している。
野球に打ち込める最高の環境にある中で、韮沢自身は同社の千葉事業部・企画総務部に所属。「パソコンの使い方が分からずに困っているところです」と悪戦苦闘しながらも、初めての会社員としての歩みを進めている。職場の同僚には鯉党もおり、「カープの話で盛り上がったりもします」と笑みをこぼした。
今季の広島の戦いを見て、「一緒にやっていた若い選手たちが試合に出ていて、僕も頑張らないといけないという気持ちになった」という。9月には都市対抗の舞台も経験した。今後もNTT東日本でプレーし、現役を全うする考えだ。かつて、ともに汗を流していたカープ戦士たちの活躍も刺激にして、社会人野球の舞台で光り輝いていく。
