広島・高 巨人・竹丸に「チェンジアップ教わってみたい」 広陵と崇徳の控え投手が侍同僚に「8年前の僕はびっくりする(笑)」
広島の高太一投手(25)が10日、11月開催の「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」で侍ジャパンのチームメートとなる巨人・竹丸和幸投手(24)に「チェンジアップを教わってみたい」と希望した。2人は同い年の左腕。ともに広島の高校で腕を磨いた共通点がある。日の丸を舞台に交差する縁を大切に、さらなる成長につなげる。
当時のことを思い返しながら高は笑みを浮かべた。「8年前の僕に言ったらびっくりすると思いますよ(笑)」。同い年で広陵出身の高と崇徳出身の竹丸。ともに高校時代から投手だったが、エースではなく、控え投手だった。そんな2人が11月、侍ジャパンのユニホームに袖を通す。
高は高校時代から竹丸の存在を知っていた。控え部員だったため、“偵察部隊”の一員として、他校の試合を見に行った際、マウンド上にいたのが竹丸だった。その時の竹丸は110キロ台の直球と緩いカーブを扱う平凡な投手。特に気にとめる存在ではなかったが、広陵打線が苦手とするタイプの軟投派だったため、データを収集していたという。
それから月日は流れ、昨年のドラフト前。「社会人にドラフト候補の左投手がいると聞いて『へぇー』と思って、見てみたら名前が竹丸で。『まさか』と思ったら、あの時の竹丸。それでびっくりして」。150キロ超えの直球と変化球も巧みに操る姿に「なんだこれ!」と度肝を抜かれた。
プロ入り後も前評判通りの活躍を見せる竹丸の姿に「めちゃくちゃ良いピッチャー」とリスペクト。高自身も今季は中継ぎとして56試合に登板し、3勝2敗24ホールドで防御率1・90の好成績を残した。そして井口新監督の初陣となる侍ジャパンメンバーに2人そろって選出された。
11月3日からは宮崎で代表合宿も行われ、交流する時間も多くありそう。「僕は落ち球があまり良くない」と自覚する高は「竹丸からチェンジアップを教わってみたいと思っていて」と思い描く。今回の代表メンバーには他にも西武・武内、中日・金丸、吉田、巨人・森田といった左腕が名を連ねており、トップレベルの技術に触れて、自らの引き出しを増やしていく。
シーズン終了から間もないこの日は、マツダを訪れて軽いトレーニングを行った。「軽いものから重いものまで、ケガが一つもないように。来季も今季より良いボールが投げられるように、準備はある程度できるので、早めに動いておこうかなと思って」と語る。その高い向上心こそが、控え投手から侍ジャパンまで駆け上がった要因だろう。トレーニングを継続しながら、日の丸を背負う時に備える。
