広島・坂倉 唯一大竹から2安打 阪神戦15打点目はリーグ対戦別最多タイ 「最後なので勝って終わる」完全V阻止へ
「阪神2-1広島」(6日、甲子園球場)
広島・坂倉将吾捕手(28)がチーム唯一の得点となる適時打を放った。今季34度目の1試合複数安打で、打点はキャリアハイを更新する74に伸びた。チームは7日の同戦(甲子園)で今季最終戦を迎える。「勝って終わりたい」。勝利で阪神戦のシーズン負け越しも阻止して、笑顔でシーズンを締めくくる。
優勝セレモニーで盛り上がる歓声が漏れ聞こえてきたカープのチームバス発着場。坂倉はバットを手に持ったまま、スイングの軌道を確認しながら、そこに現れた。今季は残すところ1試合になったが、次戦に向かう心意気は変わらない。「最後なので勝って終われるように頑張ります」。そう言って引き揚げていった。
この日はチームの全安打となる2安打を放った。四回2死一塁で相手先発・大竹からピッチャー返しの中前打。さらに2点を追う六回2死一、二塁では二塁手のグラブをはじいて中前に抜けていく強烈な当たりで中前適時打とした。「チャンスでつないでもらったので」と語り、4番打者としての期待に応えてみせた。
最終的に大竹には6回1失点の好投を許し、前回対戦に続く白星を献上。坂倉以外にHランプをともした者はいなかった。新井監督は大竹との勝負を「今日はいつもよりも真っすぐがきているなという感じでした。真っすぐがいつもよりもピュッときているから、それでちょっとやられたという感じ」と振り返った。
長年にわたって鯉の天敵とされている大竹との対決は来季も多くなってくるだろう。今季は一時、左腕から3連勝したこともあったが、苦手を完全に払拭するには至らなかった。
これで今季の阪神との対戦成績は11勝12敗1分けになった。残り1試合。4年ぶりとなる同戦シーズン勝ち越しの可能性はなくなったが、7日の試合で勝利すれば、イーブンで終えることになる。そうなれば、阪神がセ・リーグの全球団に勝ち越しての完全優勝を阻止することができる。
意地を見せられるか-。指揮官は今季最終戦に向けて「今年最後の試合なので、良い試合をして、ファンの方に喜んでもらえるような…そんな試合にしたいです」と決意をにじませた。
坂倉自身は現状、15本塁打でキャリアハイまで、あと1本に迫っている。さらにチーム別で阪神からはDeNAと並んで、最も多い15打点をたたき出しており、その存在は欠かせない。Bクラス確定後も声援を送り続けてくれる鯉党のため、優勝チームを倒して2026年シーズンを終える。
