広島・森下 白星消えた継投失敗 先制打&7回0封で交代→八回痛恨3ラン被弾 新井監督「自分のミスかな」逆転CS崖っぷち
「広島1-6DeNA」(11日、マツダスタジアム)
痛恨の1敗だ。CS進出を目指す広島が3位・DeNAとの直接対決で逆転負けを喫した。先発・森下暢仁投手(29)が7回4安打無失点&先制適時打の投打にわたる活躍を見せるも、八回に救援陣が崩れた。残り21試合で3位とのゲーム差は7・5差に拡大し、最下位にも転落してしまった。
自らの白星も一瞬で吹き飛んだ一発を森下はベンチから見つめた。先制打を放って、7回無失点。最大限を尽くしてマウンドを降り、“二刀流ヒーロー”への道筋は見えていた。だが、降板後の八回に目の前に広がった悪夢。チームは敗れて借金は18となり、逆転でのCS進出はさらに厳しい状況になった。
「絶対勝つというよりは、0でしっかり流れを作りたいなっていう気持ちが最初からあった」という森下。序盤の3イニングをパーフェクトで立ち上がると、その後もピンチらしいピンチは作らずに相手先発・片山との投手戦を演出した。ストライク先行で攻めていく投球を見せ、「それができたのは良かったのかなと思います」とうなずいた。
バットでも0-0の六回2死一、二塁で均衡を破る一打。内角球に対して、腕をうまく折りたたんではじき返すと打球は詰まりながらも中前へ抜けていき、先制の適時打となった。塁上では笑みもこぼれ、「チャンスだったので『打たなきゃな』と思って、集中していきました」と振り返った。
最終的に7回4安打無失点で降板。7勝目の権利を持ったまま、ベンチで新井監督とタッチを交わした直後、チームに大きな落とし穴が待っていた。八回は2番手・ターノックが先頭から2者連続出塁を許し、1死一、二塁のピンチで降板。あとを受けた3番手・高が投じた初球を捕手・持丸が後逸し、二、三塁になると、次の浮いた球を度会に捉えられて痛恨の逆転3ランを被弾した。
新井監督は八回の継投に関して、「なんとか(ターノックと高の)2人で八回を(抑えてもらう)というところだった」とした上で、「自分のミスかな」と語った。森下は七回にクリーンアップと対峙(たいじ)し、球数も107球に達していたため、八回の続投は「思っていなかった」と明かした。
これで3位・DeNAとは7・5差。残すは21試合で、DeNAとの直接対決は3試合しかないことを考慮すれば、厳しい状況だ。中日と入れ替わる形で、1日で最下位にも再転落。逆転でのCS進出へ、崖っぷちに立たされている。
