広島・勝田 チーム初4連勝逃すもマルチ&唯一の打点 「少し自信にもつながった」小園不在のショート埋める!CS争いまだ2・5差
「広島1-6DeNA」(27日、マツダスタジアム)
広島は3位・DeNAに完敗し、連勝が3でストップした。9試合連続スタメン出場の勝田成内野手(23)は2安打1打点をマーク。守備でも好プレーを見せるなど攻守で躍動し、新井貴浩監督(49)も成長ぶりに高評価を与えた。DeNAとは再び2・5差に広がったが、白熱するクライマックスシリーズ(CS)争いは続いていく。28日からは1差の4位・ヤクルトを迎えた3連戦。仕切り直して上位進出を目指す。
試合で得た全ての経験が今後の成長につながる。チームは連勝ストップとなったが、勝田が打って守って本拠地を沸かせた。2安打を振り返り、「少し自信にもつながったのかなという感じ」と大粒の汗を拭いながら、手応えを示した。
2点を追う二回2死一、二塁で迎えた第1打席。カウント2-2から相手先発・片山のチェンジアップに食らいついた。打球は中前で弾み、二走のモンテロが生還。「次(打者)が栗林さんだったので、自分で何とか1点でも返したかった」と、しぶとい打撃でチーム唯一の得点を生み出した。
七回1死一塁では伊勢のフォークを右前へ運び、今季5度目のマルチ安打を記録。福地1軍打撃チーフコーチと変化球を前でさばく意識でバットを振る練習を継続しており、「それが一つ実を結んだのかな」と小さくうなずいた。
遊撃守備では堅実なグラブさばきを披露した。四回1死で宮崎が放った三遊間への打球をスライディングキャッチし、素早く一塁へノーバウンド送球。七回1死二塁では代打・佐野の高く弾んだ打球を前進して捕球し、ジャンピングスローでアウトにするなど計6度の守備機会を難なくこなした。
プロ入り後から本格的に遊撃を守っているが、ここまでわずか1失策。「守れば負けることはないと思っている。まずは守備からしっかりと最少失点でいけるように」と、安定感のある守備力をアピールしている。
小園が2軍再調整となり、以降は9試合連続でスタメン出場中。この期間は32打数8安打、打率・250と一定の結果は残し続けている。新井監督は背番号0について、「いいものを見せてくれている」と高評価。「今日もいいヒットだったけど、打つだけじゃなく、しっかり守れていて球際の強さもある。いいと思います」と、攻守にわたる成長に目を細めた。
チームは今季初の4連勝を逃し、3位・DeNAとは再び2・5差に広がった。白熱するCS争いで下を向いている暇はない。「8番はチャンスで回ってくる機会が多い打順。そこはしっかり結果として残したい」と勝田。しびれる終盤戦でしか味わえない緊張感の中で、ルーキーの成長速度が加速していく。
