広島・菊地 炎の火消し!七回2死二、三塁サノーを気迫149キロ斬り 19歳頼もしい存在感「しっかり抑えて、ゼロを継続」

 「広島4-1中日」(19日、マツダスタジアム)

 試合終盤に訪れた分岐点で、広島・菊地ハルン投手の剛球がうなりを上げる。パワーピッチャーの迫力を見せつけ、149キロの直球でサノーを一邪飛だ。「本当に抑えなきゃいけない場面だと思ったので、その気持ちでいきました」。やってのけた大仕事に、胸をなで下ろした。

 4-1で迎えた七回2死二、三塁。メジャー164発の助っ人を打席に迎え、辻に代わって出番が来た。前日18日に2打席連発。この日も六回までに2安打していた、好調の助っ人を相手に「甘い球は絶対にダメ」。細心の注意を払い、思い切り腕を振り抜いた。

 16日の阪神戦でも存在感を示していた。2点を失い迎えた七回2死満塁でマウンドへ。森下を空振り三振に斬り、追加点を与えなかった。

 新井監督は、若鯉が伸ばす成長曲線に目を細める。「相手の4番打者を抑えたということを、少しずつ自信にしてもらいたい」。150キロを超える直球は、大きな魅力。結果も積み重ね、重要な場面を任されるようになってきた。

 中崎、島内、ハーンらが不在の救援陣。頼もしい存在感を示す高卒2年目の大型右腕が、一気に勝ちパターンへと上り詰める勢いだ。

 8月4日の巨人戦から始まった連続無失点は7試合に伸びた。菊地は「任された以上はしっかり抑えて、ゼロを継続してベンチに帰ってきたい」と前を見据えた。19歳の剛腕が、チームのピンチを幾度となく救っていく。

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