阪神・佐藤輝にロイヤルズGM&副社長が熱視線 2戦連続の同点撃に「勝負強さが印象的」

9回、同点打を放つ佐藤輝(撮影・飯室逸平)
 ネット裏で視察するロイヤルズ関係者
 9回、同点打を放つ佐藤輝(撮影・飯室逸平)
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 「阪神2-1ヤクルト」(19日、京セラドーム大阪)

 阪神は2試合連続サヨナラ勝ちを収めた。劣勢を振り出しに戻す一打を放ったのは、前日に続き佐藤輝明内野手(27)だ。九回、無死三塁で右前へ同点打を放ち、延長十回の大山悠輔内野手(31)のサヨナラ犠飛につなげた。この日は米大リーグ・ロイヤルズの幹部が視察。佐藤輝の勝負強さを高く評価した。2位・巨人が敗れたため、20日にも優勝マジック29が点灯する。

 連夜の歓喜に欠かせなかった、4番の一振り。勝利の水滴が舞うグラウンド上で、阪神・佐藤輝が満面の笑みを浮かべた。2戦続けて放った起死回生の一打で、サヨナラ劇を演出だ。

 「いやー、もう良かったです。チャンスだったんで、良い結果になって良かったです」

 絶好のシチュエーションで打席に立った。代走・植田の好走塁もあり巡ってきた0-1の九回無死三塁の好機。「いつも通り、しっかり強い打球をっていうのを心がけました」とカウント2-2から広沢の外角チェンジアップを引っ張った。打球は一、二塁間を破り、植田が生還。大盛り上がりのベンチに向かって、一塁上で雄たけびを挙げた。

 衝撃の同点アーチを放った前夜に続き、敗戦目前から、またしても試合を振り出しに戻す一撃。何かが起こる雰囲気を感じていたか、という報道陣の問いには「もちろん」と言い切り「先頭も出たんで、海くん(植田)もよく走ってくれましたね」と仲間に感謝した。

 2試合続けて勝利の立役者となった虎の主砲に、熱視線が送られた。米大リーグ・ロイヤルズは、J・J・ピコロGM兼任副社長、レネイ・フランシスコ副社長ら4人体制で試合をチェック。18日の試合前練習から異例の視察が行われた。ピコロGMは「2試合にわたって、佐藤がタイに持ち込んだ勝負強さが一番のポイントです。ここぞというところでの勝負強さがすごく印象的でした」と高評価。三塁守備についても「バント処理も上手でしたし、三塁線に抜ける打球を捕ってダブルプレーに持っていったところも印象的でした」と話した。

 最短で今オフのポスティング利用を希望する佐藤輝に対し、高まる注目。ただ、当の本人はもちろん、目の前の一戦に集中している。

 この日の勝利で最短でも優勝マジック「29」が点灯する状況となった。それでも「いや、まだまだでしょう(笑)一戦一戦、はい」と背番号8。「明日も取れるように、みんなで頑張りたいと思います」と地に足を着けて戦うことを強調した。悲願の連覇へ-。頼もしい主砲を中心に、チーム一丸で駆け抜ける。

 ◆最短20日 阪神は20日にも今季の優勝マジックが初点灯する。阪神○または△で巨人●のとき、M29となる。

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