広島・秋山 CS導く!3位DeNAまで6差 ベテラン決意「勝たせないと」8月打率・346 カギは若手引き上げ&自身の徹底準備
広島の秋山翔吾外野手(38)が10日、CS進出に向けた強い決意を明かした。11日から臨む4位・ヤクルトとの3連戦(神宮)は、負けられない戦いとなる。現在4試合連続スタメン出場中で、8月は8試合で打率・346。シーズンの残り45試合で結果を出し、若手の成長を促しながらチームをCS出場へと導く覚悟だ。
苦しい戦いが続くチームにあって、秋山の視線は前だけを見据えていた。CS圏内となる3位・DeNAとのゲーム差は6。「順位は最下位だけど(3位を狙える)ゲーム差の中にいると思えば」。残り1カ月半でCS切符を手にするため、並々ならぬ決意がある。
8月は8試合で打率・346。4試合連続スタメン中で、2日の中日戦では逆転弾。プロ初の4番を任された6日の巨人戦では、2安打を記録した。首脳陣が若手の台頭を期待する中で、ベテランが起用されている重みをかみしめグラウンドに立つ。
良い流れをもたらす姿勢やプレーを見せることこそ、課された責務であると自覚する。「勝たせないと。自分一人でどうにかなるものじゃない部分もあるけど、何か良い影響が出るような姿勢はしっかりやらないと」と力を込めた。
勝ち抜くカギとして掲げるのが、若手の引き上げと自身の徹底した準備。試合前には、入念に打球を追う。守備や走塁など、計算できる確実なプレーの精度を磨くためだ。「打つ、打たないは確率の悪い部門。そこに全力を尽くすけど、それより守備とか走塁とかバントとか、そういうところがしっかりやれている方がすっきりプレーができる」。入念な準備こそが、勝負どころでの隙のない動きを支える。
練習中にも名原や佐々木らと積極的に言葉を交わす。「彼らが安心してプレーできたり何かのプラスになれば」と、次世代の芽を育む。その過程で質問に親身に応じながらも、「優しく傷をなめ合うだけじゃなくて、割とズバッと言ってしまう時もある。しんどいですけど、言わなきゃな、押さえておかなきゃなって。選手同士で言うことの方が良い時もあると思う」と明かした。
自身が若手時代、先輩に掛けられた言葉で救われた経験があるからだ。「ずっと残っていることがある。でもそれに救われ、思い切りできてた期間もあった」。伝えるべき瞬間は妥協しない。若鯉が課題を乗り越え、ひと皮むけて成長を遂げることができれば、全体の底上げと今後の爆発力に直結するからだ。
「出る機会がある限り、しっかり準備して、チームの勝つポイントで仕事ができるようにしたい」。5連敗で迎えるヤクルトとの3連戦。残りは45試合。秋山は、グラウンドにすべてを注ぎ込む。
